今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛の筆舌剛健
No.5
「“ときめきロード”こそ、人が集まる理由である。
人が集まらなければ商売は成り立たない!」
(問屋連盟通信 2011年11月20日より)
問屋連盟通信 - 筆舌剛健「問屋街活性化」なんて言葉、使いたくない

◆本田宗一郎氏“一喝”
どうも、「問屋街活性化」が馬喰町横山町問屋街の共通認識であり、常にこの言葉がなければ夜も日も明けぬ、といった状況が続いている。「活性化」と言わなければカッコウがつかない、そんな認識であるのかも知れない。
 ホンダの創業者・本田宗一郎氏の『俺の考え』を読み直していて、ハッと思い当たる一文に出会い、まさに“カミナリおやじ”の異名を奉られただけのことはある卓見に愕然とした。
 本田氏は、「国会の正常化をはかるとはどういうことか、それが私には納得できない。国会というものは、国民の総意をもってお互いに言葉を尽くし合って話をするところだ。正常化というと、いつも混乱しているところという印象を与える」と喝破している。
 この本田氏の考え方から言うと、「問屋街活性化」を叫べば叫ぶほど、「あぁ、日本橋の問屋街は、活性化しなければならないほど来街者が減少し、衰退しているのか」と喧伝しているようなものではないか。
 この本は昭和38年に初版が出されているから、余計なことながら、すでにもうこの時代から「国会は正常化」していなかったことになる。今に始まったことでなない。

◆ホントに問屋街は活性化していないのか?
 一方、問屋街の活性化とは何を意味するのか、名経営者の“一喝”から改めて考えてみたい。
 誰もが想起することは問屋街に溢れ返る人の波であろう。その当時と比較してやけに淋しい。月曜日・火曜日の書き入れ時も、新道通りの端から端まで見通せる事実。また、自社を訪問するお客さんの数が減少し、売上も確実に減少の一途を辿っている。
 当然、資金繰りにも影響があるだろうし、商品の仕入先の態度にもイライラさせられることが増えてきている。
 頭の中ではあの流通革命論が渦巻き、それでもその後の繁栄期を経験しただけに「夢よ! もう一度」が捨て切れず、でもSPAのような業態には手も足も出ない。おまけにインターネットという訳の分からぬものの存在も容認している自分がいる。ネット時代の到来は分かっている。だが、自分では十分に商売に活用できない。
 海外生産の実態も十分に把握している。中国なしには仕事が継続できない実態も理解できる。最近は、海外からの出店も加速し、競合先も変化してきた。
 でも、何となく過去からのしがらみもあって、特に“行動する”わけでもない。

◆問屋街企業からの脱皮
 十把ひとからげに問屋街と言ってしまうところに、今の時代に乗り遅れてしまった原因がありそうな気がする。昔は(といっても最近までは)一世一代であったが、今は一世三代とでも言えるように、時代の流れはアッという間に過ぎ去って、次々と時代が変わっていく。一世代で、昔の尺度で言う三世代分くらいの時代を生きなくてはならないのだ。
 流れに乗り切れない経営者も多いことだろう。
問屋街を飛び出して、その後、世界的企業に発展した、たとえば(株)花王のような企業も存在する。もちろん、すべての企業が大を成したわけではないが、会社のルーツがこの問屋街にあったという事例は数多かろう。
 何も問屋街で成長することにこだわることはないのであって、問屋街が企業発展の礎となる「孵化器」の役割を果たしてきた歴史を有する企業も多分に存在するであろうことは想像に難くない。現在も、本社は馬喰横山に置きながらも、直営店を銀座や原宿等に展開されている企業も決して少数派ではないはずだ。
 業態からいっても、小売業が植物型なら、卸売業は動物型、ビジネスモデルの違いは歴然であって、もっと軽快に時代の流れに合わせて変身していかなければ、企業としての発展は望めない。
 “待ちのビジネス”から“攻めのビジネス”へは、企業としての「活性化」の最終系だ。


問屋街企業リブランディングモデル事業
〜クリエイティブ・コンテンツによる日本橋馬喰町横山町地域ブランド創出
  
◆セミナーの趣旨届かず
10月25日[火]夕、中小企業診断士による「ファッションビジネス研究会」の10月度例会を、昨年に引き続き問屋連盟会館4階で開催させていただいた。研究会員だけでなく、今回も連盟会館での開催だけに、主宰する筆者としてはできるだけ多くの組合員企業の皆さんの参加を期待したのであったが、ご参加いただいた方は少数に止まった。
講師はクリエイティブ・ディレクターのワタナベ・ヒロシ氏ということで、年齢は30歳をいくつか超えたところ。仕事は、アパレルを主としながらもいろんな商品を取り上げつつ、従来の商品の枠組みに捉われない付加価値を付けていく名人の一人だ。
定番商品の「品質が良い」だの「商品が安い」といったレベルの戦いは、すでに時代遅れの死語に近い。「品質の良さ」も「価格の安さ」も、ユニクロの進化によって突き崩されてしまった。
ワタナベさんが、何をやっているのか、どんな切り口で商材を見つけて、それをどのように料理するのか、それが競合優位となる時代になっていることを会員の皆さんに知って欲しかった。

◆タイトルを見て欲しい
 問屋街の各企業が扱う商品とワタナベ氏の展開する商品、たとえばTシャツはTシャツであることに変わりはない。しかし、何かが違う。そこに少しでもヒントを、というのがセミナーの趣旨であった。
 ご参加いただいた方から、「地域ブランドの提案がなかった」ことに苦言をいただいたが、これはワタナベ氏の勉強不足というより、主宰の筆者とワタナベ氏とのコミュニケーション不足が原因で、ワタナベ氏のせいではないのです。
 セミナーのタイトルから、参加を見合わせられた方も多かったと思う。失礼ながら、片仮名の面倒くさい、普段使われることの無い言葉の羅列、「何もこの忙しい時に聞くことはなかろう」くらいの認識であったかもしれない。しかし、こんな言葉が飛び交う中で、今の若いクリエイター達が競い合って、日本橋の問屋街企業を侵食しつつある現実を認識していただければ幸いである。

◆ワタナベ氏からの新たな提案を受け入れよう
 地域ブランドだといっても所詮アパレルではないかと、セミナー参加を見送られた組合員さんもあったかもしれない。
飛び入りでこのセミナーに参加してくれた「2011TOKYO新人デザイナーファッション大賞」プロ部門受賞のデザイナー・山本昌義氏(Kawalaブランド)の作品ももちろんアパレルが主となるが(売上げの絶対額が大きいため)、「この街には他の地域には見られない素材が一杯ある。紙製品問屋さんや文房具問屋さん、バッグ問屋さん、タオル問屋さん等々、面白い企画が湧いてきます。価格ではない付加価値を付ける楽しみが十分にありますね。これから、やりようで発展していくのでは」とやる気だ。
 会場では、メイン講師のワタナベ氏が、何か文房具についての新しい企画案を思い付かれたようで、費用は要りませんので、是非、会社さんを紹介してください、と手を挙げられ、その後も「どうなってますか」催促を受けている。
 いかに「よそ者」にその気になってもらい、アドバイスをいただくかで、会社の将来も街の姿も大きく変わっていくはずだし、取扱商品も元気を吹き返す。こういった機会は、逃さず、活用されることをお勧めする。


ワクワク感溢れる問屋街、
それは“ときめき”をお客様に感じていただくことーー問屋街の革新だ

◆成熟戦略時代を生きる
 なるほど、従来の流通構造の中で「製造業」と「小売業」の間に立ってある限定された製品を卸すという「卸売業」のビジネスモデルは一部を残して不要になっている。
 とするなら、今のビジネスモデルのままでの「活性化」など、すべて徒労に終わるということを意味する。もちろん、すべての製品の流通構造が変わったわけではないことも事実であり、現状のスタイルで発展していく企業が存在することも、この地の魅力だ。
 わが国で「成長戦略」が描けない時代になったことは、何度も指摘してきた。今求められるのは「成熟戦略」そのものなのだ。その先陣を切る資格を持つ集団こそ、この問屋街ではなかろうか。
 不安は、自信に変えなくてはならない。それが今の世代の責務なのだ。

◆問屋街「活性化」ではなく、
 新生問屋街への「革新」による「リ・ボーン」が目標となる
 世界経済全体は今、大恐慌を目前にした状況にある。それでも、地球全体の人口は70億人を突破した。
象徴的なギリシャ危機はイタリアに飛び火し、EUそのものの連帯感を喪失させつつある。アメリカ経済の絶望感も見逃しにはできない状態だ。「世界の工場」として急成長してきた中国にも急ブレーキが掛かる恐れが多分にある。
 日本の借金は、約1000兆円(1年間のGDPは約537兆円)と世界の中でも圧倒的に群を抜いている。世界各国から頼りにされる存在ながら、その基盤は極めて脆弱と言わねばならない。
幸い現時点では、日本国債の大部分は日本人が保有しているため、国債の利率はコンマ以下の低金利で推移しているが、何かの異変で国債金利が上昇すれば、日本のイタリア化どころではない、世界経済を崩壊させる“引き金”となる恐れは多分にある。
 日本経済の中核をなす輸出型中小企業が、円高という脅威にさらされている今日、この問屋街も「リ・ボーン」への舵を切るときを迎えている。
(経営支援アドバイザー)
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