今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛の筆舌剛健
No.12
「地域産業を支援することが“プロの街”の本来の使命だ!」
(問屋連盟通信 2012年3月1日より)
問屋連盟通信 - 筆舌剛健連盟会館を地域の展示会場に活用することで“プロの街”が生まれます!

◆高島織物の素材展から
 高島織物工業協同組合主催による「2013年春夏素材展」が、2月〓日、〓日の2日間、南青山の『ふくい南青山291』2階多目的ホールで開催された。
 高島織物と言ってもご存知のない向きが多いと思うが、高島とは滋賀県の湖西に位置する高島市のことであり、この地で織り上げられている織物製品だ。織物は、地域団体商標“高島ちぢみ”として登録されている。
古くは江戸時代天明の頃より生産され続けてきた伝統ある織物で、「ちぢみ」「クレープ」「楊柳」等に独特の味を持つ織物と評価され、その技術力は、今日まで絶えることなく受け継がれてきた。
高島織物の特徴は、シボ(凸凹)をつくり肌への接触面積を少なくし、サラッとした肌触りで吸汗性にすぐれ、高温多湿な日本の風土に適した涼感素材である。今回は、
「NATURAL COOL TEXTILES〜日本の“涼”素材〜」
と銘打って、高島織物企業9社が出展した。
従来の流通過程から言えば、この高島織物は地元の織物業者で織られてきた「製造業」に属しており、ここから京阪神、名古屋等の大手織物問屋に買っていただくといういわば下請けの立場で、今日まで続いてきた。

◆衣料用布生地製造・卸へ
高島織物の伝統を受け継ぐ(株)杉岡織布の若き二代目杉岡定弘氏に出展された理由を含め、製品のお話を伺った。
 同社は現在、綿クレープ、楊柳素材・ドビー生地・浴衣地・パジャマ地・肌着・寝装品向けの織物地で、岡山、名古屋等の大手テキスタイル問屋等からの受注生産が主であるとのことであった。出展物は、当然、生地主体ながら、自社織物地を使用したレディス商品をマネキンに着せての展示である。
 高島織物としては、もともと知名度が低く、同じ滋賀県の有名ブランド“長浜ちりめん”や湖東地区の“近江上布”(麻織物)の名前を借りた、いわば、下請けを主とする事業者の立場で織物生産を継続してきたことも背景にはある。
近年、繊維の流通経路も大きく変動し、従来の大手織物問屋からの受注生産だけに依存していたのでは織物製造業者としての先行きが見えなくなってきたという危機を迎えている。自社自身が製造と同時に織物卸売業にも進出し、さらにはその生地を使ってのアパレル商品化事業にも乗り出すべき時期を迎えているのだ。

◆デザイナー達を惹きつける魅力十分だ
 加えて、ここで強調しておきたいことは、新進気鋭のデザイナー達の存在である。
高島織物を世に出すきっかけとなった彼ら新進デザイナーの存在は大きい。彼らは必死になって新しい素材を求めて走り回っており、従来の大手テキスタイル問屋が牛耳る業界の常識を崩し、また、大手が見逃すであろうニッチな織物にこそ価値を見出す力を持っているのだ。
今や、この高島織物のように日本各地の隠れた(もちろん、有名な)産地の産物展示会は、随所で開催されるようになっている。“空振り”催事も多かろうが、従来のように大手企業の下請けに甘んじ、自ら名乗りを上げなかった地域も「地域団体商標」に登録し、積極的な自立化事業に転じ始めている。
そこに、大手素材メーカー、大手テキスタイル問屋の「敷居の高さ」に飽き足らず、新しい感覚を持つ新進デザイナー達が群がり、新商品を開発する素材として光を当てる時代がきたのだ。 
 当問屋街においても、小売店顧客や、海外商品を売り込む商社の皆さんに加えて、日本各地の織物業者やニット産地の企業と手を組み、本格的な“プロの街”とすべく、連盟会館を活用し、関連企業の展示会を積極的に誘致すべきではないか。
 地域ブランドが展示会を開催することで、従来とは価値観の異なる若きデザイナーが集まり、問屋街企業との融合から本物の“プロの街”が誕生する可能性が出てくる。


問屋街から産地、工場、デザイナー達への積極的な発信を期待する

◆国内の縫製工場の紹介
「チャイナ+ワン」の動きもさることながら、国内の良質な縫製工場やニッターを紹介して欲しいとの相談が相次いでいる。これは、中国を中心に「日本製」へのこだわりが、ここにきて一層強まっているという現象もあるが、日本企業自身、いつまでも海外に依存せず、コミュニケーションの取りやすい国内工場と安心・安定した取引をしたいという要望の高まりと思われる。
おかしなもので、今まで「海外! 海外!」と騒いできた経営者が多いためか、日本古来の産地の名前すらご存知ない経営者まで居られるから恐れ入る時代だ。今後も国内生産への関心が高まってくることが予想されるだけに、問屋街企業も積極的に発信し、行動すべき時が来ているのだ。これは何もアパレル事業だけに限らず、この問屋街の総合的強みを発揮できる大きなチャンスを迎えていると考えて欲しい。
たとえば、今のアパレルを主とするデザイナー達は、従来の発想を遥かに超えた、異質なもの同士を組み合わせた「商品を生み出す術」を持っていることに注目して欲しい。

◆問屋街の豊富な商品量
この問屋街には、アパレル企業のみが存在しているわけではない。理美容・化粧品・装粧品、インテリア・生活雑貨、手芸・ボタン・糸、寝具から、文具・事務器・紙製品、眼鏡・時計を始め、かばん・ハンドバッグ・アクセサリー・服飾雑貨、タオル・ハンカチ・帽子、貴金属、と列挙するにいとまがない。
まさに、デザイナー達にとっては、問屋街の商品の種類の多さは「垂涎の的」なのだ。組み合せの妙でいくらでも新しい需要を生み出すことができる“宝の山”と言っても言い過ぎではない。生活者はまさにこういった新しい提案を待っているのだ。消費者の欲しがるものを提供するとは、確かに名言に違いないが、消費者が気付かない商品を生み出し、提供していくことこそ、本当の“プロの力”であり、問屋街は“プロの街”となり得るのだ。


プロ達を呼び込むための「仕掛け」作りが絶対に必要なのだ!

 “プロの街”であるとの自負を実現するためには、どうしても、そのための「仕掛け作り」が必要だ。フェイスブックや ツイッター等の活用も必要だ。集客する対象はプロであることが条件となろう。「プロの街」との評判が立てば、まさに問屋街にはプロの人たちで溢れ返ることになるはずだ。
 問屋街の存在を知らない新世代のデザイナーたち、また、自立化を目指す製造業者も自然と集結してくる。もちろん従来の小売店さんに加えて、新しい流通業者も、商品を求めて、この街での商談を望むことになる。
 そのための一歩を踏み出したい。
(経営支援アドバイザー)
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