今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛の筆舌剛健
No.18
「ファッション・マーケットは
“分散化・小口化”と“資本の高度化・集積化”に二極化する!」
(問屋連盟通信 2012年6月1日より)
問屋連盟通信 - 筆舌剛健「手のひらサイズ」マーケットの範囲は、確実に拡大していく

◆“スマホ”一辺倒の時代が到来した
 携帯電話の夏商戦が始まり、最大手のNTTドコモが発表した新作モデルが、すべてスマホ(スマートフォン)であることに驚かされた。
 スマホは日本語に訳すと「多機能型携帯電話」となるが、こんな訳では意味をなさないほどケータイは急激に変化している。「世の中でもっとも速く変化する業界」のはずのファッション業界も顔負けの勢いで、ケータイ市場は変化を遂げている。というより、まだまだ変化の途上にあると言った方が適切であろう。
 ドコモの代名詞でもあったiモード付きの従来型携帯が、1999年の登場以来、遂に姿を消した。約10年でこの市場は大きく変わったのだ。思えばこれより10年前の1990年代初頭に「テレフォンカード」が華々しく出現し、電話の機能を大きく変えた。しかし、今は街頭から公衆電話自体の多くが姿を消してしまった。
 反スマホをもって任じる人々(年配者だけではなかろう)も、ここ数年で従来型携帯電話は手に入らない貴重品と化してしまいそうだ。

◆スマホの年配者向けサービスの狙い
NTTドコモに限らずKDDI、ソフトバンク等各社とも音楽・映画の見放題といったサービスで独自色を出し、スマホによる顧客の囲い込みに必死だ。
例として挙げられる一つに「しゃべってコンシェル」という音声サービスがある。正直この機能は高齢者にとっては、細かい字を見るのとは違ってはなはだ便利だ。
音声サービスであるだけに、質問にまで音声で答えてくれる。「富士山の高さは」と話しかけると、「承りました」に続いて「知っている情報では標高3776メートルです」とくる。
年配者向けでヒットした「らくらくホン」のスマホ版も発表された。どうしても複雑な操作が苦手の年配者のためにボタンを分かりやすくし、その上利用料金も通常より4割程度安くなっているらしい。
電車内でわがもの顔にスマホを鮮やか(?)に使いこなす若者への反発をかわし、同時に年配者もスマホ組に取り込んでしまおうとの戦略か。オバサマ族がスマホを競って積極的に活用するようになれば、企業のマーケティング戦略も大きく変えざるを得まい。

◆スマホ族への各社のサービスは多彩だ
ドコモ開発の“透けて見えるスマホ”の開発も話題だ。画面は2・4型で透明なタッチパネルの組み合わせ。アプリのアイコンなど画像の後方に手が透けて見え、タッチパネルは表側だけでなく裏側からも操作できるという。
NTTドコモは、若者向けにスマホ上でアニメが見られるように角川書店との合弁会社を5月下旬にも設立する、と報じられている。角川書店の約500作品が見放題のサービスは7月からスタートし、音楽分野では、月2千曲以上が聞き放題というサービスもスタートするという。
新たに、アップルの取扱いを始めたKDDIも15日に発表した新商品8機種中5機種がアップルのiphoneのスマホである。アプリ取り放題や、映画見放題、音楽聞き放題などで、若者の関心を引き付けている(以上は、朝日新聞、日本経済新聞等から引用させていただいた)。
こういったスマートフォンという端末機器が、今後の消費市場を激変させるキッカケとなることは間違いあるまい。

◆“スマホ”の拡大と“手のひらサイズ”市場
スマートフォン市場の拡大は、確実に消費者の買物姿勢に大きな変化をもたらすはずだ。
ブランド服まで「ネットで買い物」をする消費者が存在すること(今や珍しいことではないが)は、前号の本欄でも指摘させていただいた。
実際、リアルショップを持ちながらネット販売にも力を入れている小売店さんで話を聞くと、まず近隣の地域の方からの注文は皆無だという。ほとんどが離島や地方のお客様で、それだけに「有難い」お客様だ。新規顧客の拡大が現実のものになって来たのだ。
筆者自身、「先生の話も、失礼ながら偶には本当のこともあるね」(ホント! 失礼な話ではある)と、冗談めかして感謝されることもある。しかし、この話は筆者のお陰なんぞではなく、企業さん自身が努力された結果なのであって、担当されている自社の社員に対してこそ、もっと感謝をされるべきことなのだ。


ネットに対する仕入客、消費者の姿勢を甘くみては「プロ」にはなれない時代が来た

◆「難しい」と「面倒である」とは同じではない
「ネット販売は難しくって……」あるいは「ウチにはネットのできる社員を採用する余裕がないし……」、または「以前HP(ホームページ)を作ったがサッパリ効果がなく、今更やりたいとも思わない」、「もう少し様子を見てから考えますわ」と言いつつ、HPには“クモの巣”が貼りつき、ネット上「死に体」の企業が多いというのが現実だ。
「難しい」ということと「面倒だ」ということとは天と地ほどの差があることを、まず経営者の皆さんには認識してもらいたい。
HPひとつをとってみても、これを常に更新し続けることは容易なことではない。だからといって、更新し続けること自体決して「難しい」ことではないのだ。
要は会社にとって「面倒」なのだ、ということに最近気づかされた事案があった。企業経営者としては、実に恐ろしい時代感覚の持ち主だと断言しておきたい。
ネットの環境づくりそのもののコストは、実にさまざまであって、中には驚くべき価格を見積もる業者もいるが、今はそんなに高額経費を覚悟しなくても済むことぐらいは、誰でもご存知だ。

◆知識の分散化・小口化
“スマホ”への携帯電話業界の急転換は、世の中の知識そのものの分散化・小口化を象徴している出来事だ。
スマホのことなど、この問屋街には無縁のことと考えていると、厳しいしっぺ返しを食らうことになろう。
スマホを掌中にした小売店・消費者のみなさんが、いつ、どんな形で新しい仕入・消費行動に転じていくのかをしっかり予測し、対応策を講じておかなければ、あっという間に世の中から置き去りにされてしまう事態となろう。「対岸の火事」ではないのだ。
あるいは(不謹慎な表現ながら)スマホが津波となって問屋街に襲来するまでの時間を「どの程度」と読むかによって、問屋街の命運がかかっているとも言い得る。
知識の「分散化・小口化」とは、業務を遂行するのに必要とする最低限の知識量が膨大に膨れ上がり、従来のビジネスを全うするだけの知識レベルでは対応しきれなくなってきたことを意味しているとも言える。
その上、その知識自体は、次々と小口化し、社内や業務そのものがバラバラになりかねないリスクを孕んでいることに注意して欲しい。

◆本当の危機は必ず来る
 本当に危機的な事態とは、直面する問題点から見て、問屋街全体あるいは個々の企業が、首をすくめて我慢さえしていればいずれこの変化は過ぎ去ってしまう、と考えることではないか。
 “スマホ”のもたらす事業形態・取引形態の変化の波は、すぐ目の前まで来ているのだ。


資本の高度化と集積化が企業存続の条件となる時代が来た

◆カタログからネットへ
 確かに、あの通信販売大手「ジャパネットたかた」の社長・高田明氏の甲高い声の響きはいつまでも消えることがない。強い印象を与える。
 同社は1990年にラジオで通販を始め、そこからテレビ、チラシへと窓口を広げてきた会社だが、あくまで主力はカタログ会社であり、チラシという紙媒体が最大のツールであった模様だ。
 しかしながら、同社がいま、最も力を入れているのがネット販売だ。もちろん、高田社長自身ネットにも出演している。2009年には、ネット販売がテレビ媒体の販売額を追い抜き、2010年12月期決算では売上高1759億円のうち、ネット経由の売上げが実に600億円に達しているという。
 今後のカタログ販売業界の動きに注目が集まっている。

◆ビック、コジマを買収 
 家電量販5位のビックカメラが、同6位のコジマを買収したのか、あるいは資本・業務提携に踏み切ったのかは定かではないものの、どちらの企業にとっても存続のための決断であったのだ。
 資本を高度化・集積化しない限り、今後の経済変動には耐えられない時代がきたということだ。

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