今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛の筆舌剛健
No.27
「売上高のシェアを争う時代から、
全員が“シェア”を分かちあう時代へ」
(問屋連盟通信 2012年10月20日より)
問屋連盟通信 - 筆舌剛健多くのプレイヤーが激しい競争を繰り広げ、
互いに血を流し合う「レッド・オーシャン」から新しい世紀へ

◆レッド・オーシャンにおける“シェア”争い
20世紀の激烈な企業競争時代を生き抜いてきた人にとっての“シェア”とは、まさしく売上高競争そのものを意味した。つねに同業者間での戦いであり、負けた企業にとっては、「顔で笑って握手はしても、はらわたは煮えくり返っている」という状態であった。
かつて、仙台一の有名百貨店の紳士服売場が、さる大手アパレルメーカーAと結託し、有力紳士服ブランドを擁するメーカーBを同百貨店から駆逐したことが、大変な話題を呼んだことがある。
こんな極端な事例を持ち出すまでもなく、百貨店売場を巡る争奪戦は熾烈であり、エスカレーター周りを中心にしてブランド間での競合に鎬を削った記憶が筆者自身いくつもある。営業にとってシェアを取ることは絶対的な命題なのだ。
“現金を懐にして”と言えばオーバーだが、並みいる強力競合ブランドを出し抜くべく、販促費は当然として、売上高・利益高を百貨店に保証することで売場確保に奔走したものだ。
確保したからといって安心はできない。毎日の売上げが計画通り進まないと、3カ月後、半月後には、「今度の売場移動で替わってもらう」というご託宣をバイヤーから受けることになる。売上げがさらに下がれば、アッという間に売場自体が消え去ることとなる。
海外ブランドであればライセンス料から商品企画開発投資、売場への投資を含めて莫大な金額が一挙に“水泡”に帰す。
一刻一秒が消耗戦の連続であって、体力のない企業は百貨店市場から抹殺された。

◆問屋街のレッド・オーシャン“シェア”争い
問屋街企業といえども同様の戦いはあったはずだ。
戦いの様相は対百貨店とは違うにしても、某企業が売上げを急伸させ、店舗数を増やしていくという現実は、同じ商品を扱う企業にとっては売上高の急減を意味する。
当問屋街地域では商品に特別の企画力を持たないだけに、商品の回転が勝敗の分かれ目となる。品揃えの“スピード”が小売店を引き付けるポイントとなる。「明日売るべき商品が、あの店に行けば、今、仕入れられる」、これほどの絶対的強みはない。
〈企業間格差〉は圧倒的だ。もちろん、古くからの仁義を重んじ、どうしてもこの卸企業から買い付けたいという頑なな姿勢の小売店も多数存在したと思われる。が、長くは続かなかった。小売店自体の存続が、事業承継を含めて、商店街における消費者の支持を得られず、市場から撤退せざるを得ない運命を辿ったからだ。
いくら国産の価値ある商品とはいえ、圧倒的低価格と商品変化の回転スピードに対抗する術(すべ)は存在しないのだ。卸企業なくして存続できない小売店にとっては、問屋街の“金太郎飴”的商品構成では、もうこれ以上事業を継続することは不可能と言わざるを得ない岐路に立たされているのだ。
さる有力衣料スーパーさんでは、日本橋問屋街を限界とみて、関西の問屋街に積極的に出張を繰り返し始めた。当問屋街も問屋街全体の「共生」に向けて、変わるべき時を迎えている。

◆ブルー・オーシャン時代における“シェア”とは?
『ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する』(W・チャン・キムほか著、有賀裕子訳、2005年ランダムハウス講談社刊)は、競合が激しくシェアの食い合いになっている市場(レッド・オーシャン)を避けて、まったく新しい市場(ブルー・オーシャン)を創造し、新しいリーダーシップを確立する方法を提案し、一躍脚光を浴びて今日に至っている。
 筆者は、この著作を受けて、今日までの、競合に明け暮れ、かつ消耗戦を強いられた「レッド・オーシャン時代」から、お互いが共創し、共通の目標を目指して、ともに新しい価値を生み出していく時代を「ブルー・オーシャン時代」と名付けたい。
そして、何よりこの問屋街こそブルー・オーシャン戦略をとるべきではないかと信じている。
前掲書によれば、ブルー・オーシャン時代を拓くためには、
(1)「増やすもの」
(2)「減らすもの」
(3)「付け加えるもの」
(4)「取り除くもの」
を明確にすべきだと述べている。
問屋街は「プロの街」である。それだけに、問屋街全体が真の「プロの街」たらんとする工夫と努力を実現すべく、計画的に行動していかなければならない、と提言したい。
ブルー・オーシャン時代における“シェア”の考え方は、売上高を競う“シェア”ではなく、そう! 「食卓を囲む仲間同士が注文した料理をシェアする」、あの“シェア”の思想であり考え方を意味する。

◆レッド・オーシャンの中にこそブルー・オーシャンはある
当問屋街にも、すでにブルー・オーシャン戦略によって新しい経営手法を軌道に乗せて成功している企業がいくつも存在している。
問屋街全体がレッド・オーシャンの真っただ中にあるだけに、ブルー・オーシャンの可能性が高いのだ。ありていに言えば、「古いしきたりが幅をきかせている業界」であるだけに、新しいアイディアや知恵が生きて成功する確率も高い。
ひとむかし前からの同じ手法・同じビジネスモデルを展開している企業が多い業界であればあるほど、必ず顧客はそれなりの不満を抱えているはずだ。
レッド・オーシャン業界であればあるほど、ブルー・オーシャンの戦法は顧客の支持が受けやすいといえるのだ。トップ企業を反面教師にするという手もあるのだ。


【EiBY 1st】合同展の開催意義と、当問屋街にもたらすものへの期待

◆問屋街のプロと「若手新人デザイナー」のコラボレーション
この問屋街が「プロの街」を自称する以上、多くのプロのクリエーターやデザイナー、スタイリスト、各流通企業の小売店バイヤーで賑わう街にしなければならない。
街の賑わいや街の存在を近隣の方々に知らしめるべく、新道通り会主催の「大江戸問屋祭り」が継続的に年2回(7月・12月)実施され、新道通り会自身の宣伝努力に加えて、TV番組でも取り上げられるなどの話題作りもあって、徐々に定着してきている。実施の賛否はともかくとして、それなりの成果は上げつつある。
今回のイベントである【EiBY 1st(エイビイ・ファースト)】は、(一社)東京都中小企業診断士協会認定「ファッションビジネス研究会」が、(一社)日本ファッション・ウィーク推進機構の支援ならびに(協)東京問屋連盟の後援を受けて問屋連盟会館4階会議室を借りて開催するものだ(10月24〜25日)。
参加してくれる「5ブランド」の若手新鋭デザイナーの皆さんは、いずれも当問屋街の存在すら知らないという次第であったが、この街での「合同展」を大変に楽しみにしてくれている。問屋街と同じ商品を扱っていても、問屋街とは異質の市場(土俵)で戦っているのだ。それだけに彼らにとっては、問屋街は大変新鮮なイメージを孕んだ場所となっているのだ。
彼らは、いずれも小規模ながらすでに起業し、日本国内にこだわることなく、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と総称されるフェイスブックやツイッターを通じて、世界中を飛び回っている。
彼らを取り巻くバイヤーやそのスタッフ達が、この街に多く出入りしてくれることは、この街に従来とは異なる新しい空気を吹き込んでくれるものと期待している。

◆JFW信田氏と5人のデザイナーの提言に期待
主催の「ファッションビジネス研究会」としても初の試みであり、どこまでの成果が得られるのかまったく不透明、と心許ない。準備も完全に不足していることも白状しなくてはならない。
JFW国際ディレクター・信田阿芸子氏を含め、デザイナー諸君はこの街についての知識は皆無に近い。この機会に、この街の存在がいかに今日まで社会的な貢献を果たしてきたかを、加盟企業の皆さんからも強く訴えていただきたいと思う。
今回の【EiBY 1st】に続いて、来る2013年度は、新鋭デザイナーと問屋企業とのコラボレーションに加えて「メード・イン・ジャパン」を担う地域有力繊維企業とのコラボレーションを図りたいと企画している。
積極的に問屋連盟会館を活用しよう。小規模とはいえ加盟企業の卸事業への揺るぎない「共創」が、キレのある問屋街ならではの展示・商談会を通じて、新生問屋街誕生の基点となるはずだ。

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