今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛の筆舌剛健
No.29
「問屋街は“活性化”ではなく“新生”を目指す!」
(問屋連盟通信 2012年11月20日より)
問屋連盟通信 - 筆舌剛健問屋街商社への“新鋭デザイナー”からの商品提案

◆事業を継続するには、常に新しいデザインが必要なのです”
問屋街企業への“新生デザイナー”からの新商品提案10月24〜25日の新鋭デザイナー合同展示会「エキシビション・イン・バクロ/ヨコヤマ」には、“夢を包み、心を結ぶ”を事業コンセプトとする(株)シモジマの川西邦典取締役商品企画部長さんがお見えになり、5人のデザイナーからじっくり話を聞いていただいた。
残念ながら、展示会後のパネルディスカッションには参加していただけなかったが、個々のデザイナーが何を考え、何をつくりたいのか、何を主張しようとしているのかについて、「とにかく話を聞きたかったですね」とのことだった。

ー「合同展示会」にご来展いただきありがとうございました。ご感想をお聞かせいただければ幸いです。
ー もっと多くの社員にも声をかけて展示会を見に行くように言ったのですが、店頭が「ハロウィン」商戦の追い込み時期でしたから、社員達も動けなかったようで、残念がっていましたよ。でも、ハロウィン関連商品は完売しました。
 ハロウィンの次はクリスマスですからね。忙しさの真最中でしたね。とはいえ、そんなこと言っていたら、1年間毎月の売出し計画が続きますから、「次を考える」余裕の時間をしっかり用意しておかないと店頭はまわりませんね。
 だから、新しい発想の商品が欲しいんですよ。当社(うち)も社内デザイナー以外に15人(社)以上の方々と契約して、アイデアを出してもらっています。年間、常に何かのイベントがありますから、しっかり社外に目配りしていないと、お客様に飽きられてしまいます。
 当社自体も、ギフト・ショーを含めて年間6回くらいは各種の展示会に出展しています。お客様の反応を窺うためには、絶対に必要なことと考えています。

◆今回のイベントは問屋街の刺激になるでしょう。続けることです
ー 今回の5人のデザイナーの発想・展示商品はいかがでしたか?
ー 5人ともそれぞれに特徴を持つ優秀な方達で、話を聞くのが楽しかったですね。当社の仕事に興味を持たれて、「会社にお伺いしてもいいですか?」と言われたデザイナーの方も居られましたよ。遠慮なく訪ねてきてくださいと言ったのですが、忙しいのでしょうか、まだお見えにはなっていません。当社は大歓迎しますよ! 申し上げた通り、次々と商品は変わっていくのですから。
 皆さんは、あれだけの商品を発表する実力は持たれているのですから、もっと自信をもって活躍して欲しいと思っています。デザイナー達の個性を見て、バランスのとれた人選だったと感じました。

ー 問屋街にとって、今回のイベントに意義があったと思われますか?
ー 今回、問屋街で何か新しいことをやると聞いて出かけたのです。
私の立場で言えば、意義はありましたね。〈問屋街を知らない〉デザイナー達の話が聞けたのですから、面白かったですよ。いろんなヒントをもらいました。私の立場で「街」のことは言えませんが、良かったのではないでしょうか。
反省会というか、参加された諸君と会える機会を作られるのであれば、連絡をお願いします。いま一度お会いして、ディスカッションしたいですね。
 今後のことで言えば、こういった企画は、1回で終わらず継続することでしょうね。2回3回と続けることでホンモノになっていくのではないでしょうか。「街」としての期待も徐々に高まり、問屋連盟加盟商社さんの協力度も高まっていくでしょう(これは、あくまでも個人としての私の感想で、公式のものではありません)。

◆来展者のアンケート結果から見えたもの
 展示会そのものは、今回の企画趣旨通り、横山町奉仕会さんを含む問屋街商社をターゲットとしている。
 結果的には来展者が50名強(一部に匿名希望が居られた)に止まったためにあくまで参考数字となるが、アンケートによると「東京問屋連盟からのお知らせ」で来展した方は44%、デザイナー及び診断士の紹介が24%、その他32%であった。
 仕事の関係で営業中は出られない問屋さんもあったろうが、6時まで展示会場はオープンしているのだから、5時の閉店後、「ちょっと覗いて見るか」くらいの意気を期待したいところではあった。
 「自社のオリジナル商品をお持ちですか」という質問に対しては、「持っている」43%、「持っていない、計画もない」57%という結果で、回答数は少ないものの、問屋街商社の現状をそのまま示していることが実感できる。
 次の「オリジナル商品の重要性についてどのように感じていますか」の質問に対しては、「とても重要だと思う」76%、「まあ、重要だと思う」19%という結果になっている。今さらながらではあるが、当然と言えば当然の認識であろうと推測できる。
 「今回の展示会で興味を持ったブランドは?」という、デザイナーにとって厳しい評価については、「Amakiru」44%、「DOWA」44%、「Kawara」53%、「LOWRUNDER」29%、「MEG MIURA」35%という結果であった。
 今回はスペースの関係で出展ブランド数も限られ、また各ブランドが得意とするアイテムの全てを出展できなかったという事情はあるが、デザイナー自身の「自ら売り込む姿勢」が、この数字に表れているように思われる。
 これは前出の(株)シモジマ・川西取締役にも指摘されたことであったが、「デザイナーは、積極的に話さないところがあるので、誰かサポートする人間が必要ですね」と符合するところがある。
 新人デザイナーであろうと、サポートする人材が付いていない限り、その活動には限界があるのだ。中小企業診断士の職域としての可能性はあろう(ただし、相応の報酬が得られる目標をきっちり立てる必要がある)。

◆EiBy 1stの評価
 展示会初日には、野島理事長をはじめ問屋連盟の首脳陣にお越しいただいた。今回の結果についての協同組合 東京問屋連盟という組織における評価も、改めてお話しいただけるものと期待している。
 アンケートの「『EiBy1st』についてどのようにお感じになりましたか」という質問に対する結果に注目していただきたい。「新鮮な提案があった」29%、「自社オリジナル商品の必要性を考えた」15%、「このような企画はもっとあっていい」53%が目立つ。
このほか「他のデザイナーの作品にも関心がある」9%、「具体的な商談がしたい」6%、「次回も参加したい」9%など、限られた参加者の意見ではあるが、今後の参考にしていただく必要があることは間違いあるまい。
 当問屋街にとっては、今までとは異なった新鮮な提案であったとの評価はいただいたように感じている。
 パネルディスカッションは、中小企業診断士で構成する「ファッションビジネス研究会」の10月例会が主で、そこに問屋街商社からの希望者も参加されて、31名の盛況となった。
 5人のデザイナー個々の作品についての説明を基にして、(一社)日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)国際ディレクター・信田阿芸子氏の絶妙の司会により「問屋街企業への提言」として締めくくっていただいた。


日本橋問屋街としての実力を、「活性化」ではなく「新生」させる努力が望まれる

◆歴史の重みを基盤として成長し得る可能性
 「問屋街活性化」は、どうしても問屋街としての“伝統の評価”より、古くから存在してきたという“伝統の劣化”、あるいは、問屋街商社の持つ“ビジネスモデルの古さ”を自認しているのではないか、との危惧を禁じえない。
 従来のビジネスモデルを「新生」させるには、各社による“協業”のための相当の力が必要となろう。この地域には総合衣料、婦人衣料、紳士衣料・既製服、子供衣料、カジュアルウエアから、タオル・ハンカチ、インテリア・生活雑貨、手芸用品、文具・事務器・紙製品、スポーツ用品、その他に至るまで、25の業種が共存している。
当地域の最盛期には、業種毎の各種「勉強会」「研究会」等が盛んに開催され、商品開発や仕入ルート、販路開拓のための情報交換がされていたと聞く。
なぜ、燃え盛るエネルギーが消えたのか。その原因は、案外簡単な話であって、各社の業績が悪化して、他社に自社の数字を知られたくないというネガティブ発想が、この地域を覆っているからではないのか。
数字はすべてオープンにする勇気がこの地域には必要だ。すべてをさらけ出した上で、堂々とポジティブ発想に立てば、各社の持つ営業ノウハウが、「新生」問屋街企業誕生につながるのだ。
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