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宿屋四郎兵衛の筆舌剛健
No.32
「“ワイルドだろぉ”の後は“崖”か?“スローファッション”か?」
(問屋連盟通信 2013年1月1日より)
問屋連盟通信 - 筆舌剛健“ワイルドってなんなんだ?”

◆ワイルド/wildって?
 ちなみにネットの<はてなキーワード>で「ワイルド」を調べてみると、以下のような意味があるらしい。
・野生で人になれていないこと。豚などの野生動物にみられる。また、土地が未開で原生状態であること。
・人間が野蛮であること、性格が荒いこと、感情的に興奮していること、何かに熱中していること。
・正確さを欠きあてずっぽうなこと。(例:ワイルドピッチ)また、計画などが突拍子もなく無謀であること。
・女性誌などでは肉食系男子という言葉が定着するまではワイルドとほぼ似たような意味合いを持っていた。
・天気が荒れていること。
加えて【関連キーワード】には、肉食男子、言語学 サロメ 社会学 言葉責め 普通名詞
が、挙げられている。
 肉食男子とは、「恋愛の行動時、女性に果敢に攻める男性のこと」で、近年は草食男子と揶揄される男性が増えているらしい。むしろ、肉食女子が主流となる世相である。『サロメ』は、イギリスの作家オスカー・ワイルドの戯曲に出てくるユダヤ王国ヘロデ王の継娘のことだ。
 広辞苑で調べてみると、やはり「野生の」「野蛮な」「乱暴な」の意、とある。
 難しく考えなければ、例えば、「ワイルドピッチ」とは、野球用語では暴投だが、「ワイルドカード」といえば、メジャーではワールドシリーズ出場権をかけたプレーオフのことだ。このワイルドカードをかけて、イチローもダルビッシュ有も2012年は戦った。
ワイルドという言葉には、「希望」を表わす意味も含まれている、素晴らしい言葉ではないか。   

◆「言葉責め」ってなんだ
 ネットの<ハテナキーワード>によると、「相手を罵倒して責め立てる行為。元々は男女間のSM用語。サドがマゾに対し卑猥な言葉や侮辱する言葉を浴びせることによって、相手を興奮状態に追い込む精神的プレイのこと」とあり、いささかこの先は書きづらい内容となる。
 ただ、面白いのは、「多くの歯医者はドSであり、言葉責めと特殊な専門的器具を使いこなし、患者をいたぶるのを生業にしているとされる」とあり、これには患者としての経験上、納得できる。
 また、「責める(攻める)側はただ闇雲に暴言を浴びせるのではなく、相手の反応を窺いながら、的確な言葉を的確なトーンで発言することが効果的といわれる。そこには相手を罵倒しながらも 思いやる心が必要である」といったくだりからは、セールストークとして活用すべき人間の心理が読み取れる(もちろん、お客さまを罵倒することはなかろうが)。


2012年流行語大賞の『ワイルドだろぉ』は素晴らしい表現だ!

◆お笑い芸人・スギちゃん
 スギちゃんなる人物のことは、恥ずかしながらまったく知らない。
 流行語大賞とは、その年の世相を映したり、強い印象を与えたりした言葉を選ぶ「2012ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)のことで、例年12月の初旬に発表されるものであることは、よく知っているし、注目もしている。
 2012年は、なんといってもノーベル医学・生理学賞に輝いた山中伸弥京都大学教授の「iPS細胞」や3.11以来の自然災害から「爆弾低気圧」といった言葉が順当かと思ったが、意外にも“ワイルドだろぉ”が選ばれた。
 第三極だの、維新だの、船中八策だのは、流行語としては色あせてしまった歴史用語だ。まして「近いうちに」なんぞ、候補に挙げた撰者のセンスを疑うところだ。ごまかし言葉が流行語では、日本国家の品格に関わるところでもある。
 再び、恥ずかしながら白状してしまえば、“スギちゃん”についての知識は皆無だ。朝日新聞12月4日付朝刊では、「東京都内で開かれた表彰式に出席したスギちゃんは『(流行語に選ばれた芸人は売れなくなるという)ジンクス通りに消えてやると思っていたが、やっぱりもうちょっと残りたいぜぇ』としおらしく話した」と書かれている。いい男らしい。
 袖なしジーンズ生地の上着(ベスト?)を着用した彼のファッションスタイルも存外悪くないのが、流行語大賞とは関係ないが筆者にとっては“救い”だった。元々、長袖であったものを「袖をもぎ取った」アイデアに彼のセンスが光る。
 よく知らないながらも“スギちゃん”に敬意を表したい。

◆やはりワイルドだった2012年の持越し課題
 2012年は、まったくワイルドな1年であった。なにより、3.11東日本大震災の余震に加えて、日本列島各地を襲う自然災害はそのすべてが異常、かつ大きな災害をもたらす性格を帯びていた。
 日本国土そのものの毀損(きそん)化は、確実に進行し、同時に高度成長期に創出された道路、鉄道、橋梁、建造物等は「手抜き工事」の域を脱して、もはや手が付けられない状況となってきている。
 原子力発電の問題も日本の将来に大きな影を投げかけている。自然エネルギーによる発電の可能性は無限にあるものの、直ぐに原発にとって代わるだけの力は当然の如くない。急場しのぎの火力発電には原油、天然ガス等の輸入があまりに高額で長年続いた貿易収支の黒字を赤字に転落せしめた。産業界からの電力不足の怨嗟の声は、日本固有の伝統的産業力の低下を予言している。
20世紀的政治意識の残渣(ざんさ)が、古臭いナショナリズムを蘇らせて、尖閣列島や竹島を領土問題へと変えてしまった。センスのない政治家意識だ。
中国・韓国の対応にも問題があろうが、この問題惹起によって失った日本の産業界の損失は計りしれない。同時に、産業の海外流出は日本経済を弱体化させると共に若年層の雇用機会を奪ってしまっているのだ。
 2008年9月のリーマン・ショック以降、世界の政治・経済情勢は、資本主義体制そのものの揺らぎをともなう「先行き不透明な時代」に突入している。今にして思えば、「資本主義社会VS共産主義社会」の冷戦時には、核の恐怖に曝されていたとはいえ、資本主義各国はそれなりの発展を遂げ、人々もそれぞれの希望を語ることのできた時代であったように思う。
 米国のエコノミスト達が開発した「金融工学」という数式によって成立する金融資本主義が、資本主義の将来をもぎ取ってしまった。


2013年を“経済の崖”から“スローファッション”元年にしなければならぬ

◆溢れるファストファッションに追いつけない
 時代の流れが最も早く現象化する産業は、日本の花形産業である電気産業や自動車産業ではなく、それはファッション産業なのだ、とは、伊藤忠ファッションシステム(株)川島蓉子氏の持論でもあり、筆者の信念でもある。
日本のモノづくりはもはや危機的状況にある。国内の繊維の産地企業では輸出に活路を見出す努力も続けている。だが、人材不足から、特徴ある素材・製品をつくってきた企業も残念ながら相次いで姿を消した。価格的にファストファッションに蹴散らされてしまったという印象も強い。
このままでは日本経済の金融・財政危機同様に2013年は“景気の崖”に向かって真っ逆さまだ。日本の繊維産業は分業体制が隙間なく構築されており、新たなビジネスモデルであるファストファッションのスピード、価格にはついていけない。
強みが弱みを変革する力を削いでいるのだ。勝つ方法はただ一つ、時代の流れを変える力を利用すること以外にはない。

◆“スローファッション”本格化の元年を迎える
 日本の人口は1875年〜2005年までに3千500万人から1億2千800万人と3.6倍になっている。日本の20世紀は人口増加の世紀であり、人口増加が日本を大きく成長させたのだ。
 一転して、今後100年間は人口減少の世紀に入ることになり、2050年の人口は9千万人に、その後も流れが変わらずに減少を続けると2100年には4千500万人になると予測されている(国立社会保障・人口問題研究所の最新推計による)。
 国家の経済成長は、人口の増減が主たる要因で決まるものであり、人口の減少はデフレ不況を伴うものと覚悟しなければならない。日本の今後百年は「デフレの世紀」なのだ。
 私たちは大量生産・大量販売・大量消費の中で生まれ育ってきた。だから「使い捨てる」ことが「豊かさの象徴」でもあった。すべては、人口増加が可能にしてきた結果でもある。
 質を伴った生活をしたいという気持ちの高ぶりは、モノに対する愛着であり、より緩やかな永い時間の中で育まれていくものだ。「ファスト」から「スロー」へ、の変化は起こるべくして起こっているのだ。スローファッションの時代は静かに忍び寄っている。
 共生社会の持続可能性を重視する「倫理性(エシカル)消費」という新しい生活態度こそが、人口減少下における経済成長のキーワードとなる時代に入っている。
この流れを推進する原動力は卸売業でなくてはなるまい。歴史的にも、卸売業こそ新しい産業を起こし、そこから生まれた商品を小売業によって消費者に広く浸透させる力を有しているのだ。
2013年は、新生卸売業の元年でもある。
国土交通省資料
出典:国土交通省資料
http://www.mlit.go.jp/singikai/kokudosin/kaikaku/8/shiryo2sankou.pdf
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