今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi

今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
宿屋四郎兵衛の辛談辛語
No.17
「口コミが創り出す問屋街の賑わい」
(問屋連盟通信 2010年2月1日より)
問屋連盟通信 - 辛談辛語目立つ来街者の増加
 最近の問屋街を歩いていて、どうも一般の消費者らしいご婦人方の話が気にかかっていることは、前回にも述べた。大体、男性はほとんど集団では歩かないし、まして、同じ会社の社員同士が問屋街を歩いている場合、まず商品売り込みの商談か、買付けが目的と考えられる。
 問屋街は「仕入れのプロ」の街であり、ほとんど「素人衆」には目を向けない。ファサードには、「小売りいたしません」と明示されている。それが分かっていても、消費者がこの問屋街に足を踏み入れる訳を知ることが重要になってきているように思われる。
 この地域の暗黙の取り決めとして、小売店以外の方には販売しないとなっていることは、当然周知の事実だ。
 基本は基本として守りつつも、こういった一般消費者の行動心理を研究し、対応していくこともこの地域を構成する各企業の重要な課題だと思われる。消費者の来街が、地域の小売店に対する大切な「リテール・サポート」になるとの仮説を前回提示した。
 馬喰横山からの仕入れ商品をメインにしている小売店は、品質はもちろん、コンテンポラリーなファッションで、流行の変化にも敏感、かつ微妙な寒暖の差にも品揃えを変化させることのできる店である、との口コミを広げることが可能だ。

老舗の強みを発揮する
 実は、この問屋街には両手では数えきれないくらいの各種の老舗卸売企業が健在である。一時まことしやかに流布された会社の「寿命三十年説」を覆す企業が、営々と事業を継続している。見事というしかない。
 外見からは、見るからに古い店構えのままであったり、全く店内の様子が窺い知れないにも関らず、一歩店内にお邪魔すれば、そこはかとなく老舗の何たるかを証明する伝統が感じられる。
 永年に亘る顧客の信用・信頼が築き上げた証文といったものであろうか。「古いだけで」とおっしゃるオーナーの言葉に老舗ならではの重さが漂っている。老舗の持つ強みこそ、その企業ならではの、またこの問屋街の保有する「付加価値」そのものなのだ。
 このことも問屋街繁盛の大きな要素となり得るものであり、多くの成熟した消費者を惹きつける要因となる。消費者は新しさばかりを求めているのではなく、日本古来のレジェンド(伝統)にも多大の憧れを持つ。

来街者増加のために
 どんな商店街も、どんなショッピングセンターも、所詮来街者の数で成否が決まることは自明の理である。
 それだけに店を開いている以上は、常に街を歩く人をウオッチしていなければならないのはもちろんである。
どこかである企業が何かの仕掛けをしてくれるであろうと期待することも誤りではないが、すべての問屋街を構成する企業自身が自社でできることを地道に表現し続けることが大切だ。
 その意味で、現金問屋街であることは事実としても、店を開かない伝統を持つ老舗がその存在を明らかにする僅かな工夫・努力でこの街は一層の精彩を帯びてくるのではないかと期待する。
 成熟社会と化した消費者の企業や、商品に対する願望は貪欲だ。会社や経営者自体が思いもしなかったことに興味を示し、そこから新しい何か(商品そのものであったり、企業の存在そのものであったり)を創り出そうとする。
 一般消費者の外からの見る目、批判、提案に耳を傾ける時代でもある。そこから、将来に向けての思わぬ道が開けてくることの可能性は無限だ。

賑わいを失った巨象
 百貨店を例に挙げては悪いが、ここまで落ち込んできたのには自業自得と言われる面も無視できないが、「駄目だ、ダメだ!」とマスコミが騒ぎたて、またそれなりに消費者がその論調に納得したことが大きいに違いない。
 百貨店の粗利益の核となる衣料品があまりにも高額であり(本当に、例えば安価を売りにする企業の同一商品と比較して割高なのか)、詳しく精査したわけではないが、消費者にそう思わせてしまった論理的な何かがあるのかも知れない。
 昨今の安価で、品質の良さをアピールする企業の販売手法とも大いに関係がありそうだ。一度そんなイメージを消費者が持ってしまうと、何か百貨店で買い物をすることが恥ずかしい、世論に反するような悪いことをしているのではないかと考えてしまう風潮が生まれてしまうから不思議だ。 一種の“風評被害”というものか。
 こうなれば消費者は寄り付かなくなってしまうばかりか、「まだ、あなた百貨店でお買いもの?」なんて言われかねないものだ。

口コミが人を集める
 一方で、例えば「新宿の某百貨店の地下食品売場の北海道物産展や、年に1回切りしか開催されない福井物産展、あるいは名物駅弁催事はすごい人出で売上げも年々更新しているらしいよ!」この口コミは強烈だ。
 他の百貨店でも同様の催事で集客を図っているが、一度作られた“神話”はなかなか消えるものではない。消費者も「某百貨店にしか出ない地元の名物商品がある」と信じて疑わない。すべての百貨店にその消費者が行くわけではないから、そこは口コミを信用する。
 また、某百貨店もそれだけの努力を重ねて、消費者を裏切るまいと必死だ。一度評判を落としてしまえば、まさに“奈落の底“が待っていることを、イヤというほど骨身に沁みているからだ。
 これに類する話題には事欠かないだろう。地方の商店街は、今や“シャッター通り”と言われている、なんてことも(事実には違いは無いが)案外、郊外に巨大SCをオープンさせようとするある企業の作戦が発端であったかもしれない。

「クチコミサイト」活用
 ITの進化と共に、コミュニケーションの広がりは全世界に及ぶ。
 そのためか、とくに初めていく飲食店やホテル、高額の家電商品など、また新しくオープンするショッピングセンター、都心に誕生したアウトレットに至るまで、「クチコミサイト」を活用する人達は増える一方だ。
 アウトレットなど、どのブランドが出店しているのか、消費者にとっては興味津々といったところだろう。必ずチェックを入れたいところだ。
別表(「朝日新聞」10/3日付『be』)の「クチコミサイト」活用の実態に注目したい。こういった「サイト」を活用する事例は多くはないが、今までの1人の消費者から始まる口コミとは異なり、「クチコミサイト」の怖さは、サイトを通じて爆発的に一気に浸透していくことだ。
販売促進の一手法として活用し、逆に消費者の不信を買ってしまう事例も決して少ないわけではないだけに、扱いには十分注意する必要がある。
リーマン・ショック以来、やや客足が鈍ったとはいえ、問屋街に海外の顧客が増加したことは、各企業共強く認識されている。客足の鈍りが、単なる経済変動のせいなのか、それとも問屋街そのものに魅力を感じなくなったのか。対応を考えるべき時期にきている。
←
←
↑
→
↑
copyright IMAJUKU by IMASHUKU