今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛の筆舌剛健
No.35
「新生問屋街の発展は街を構成される皆さんの手で実現したい!」
(問屋連盟通信 2013年2月20日最終号より)
問屋連盟通信 - 筆舌剛健小売店さんを巻き込む“チーム問屋街”が、
日本橋問屋街の新生につながります

“トンヤまつり”をやってみようでは、なんて思いませんか?
 “トンヤまつり”そんなもの必要ありませんよ。
もう、文化服装学院との“トンヤ・デ・サファリ”
は、何年も続けています。新道通り会の“大江戸問屋祭り”も年2回開催し、近隣の消費者の方の楽しみにもなっていますしねぇ。これ以上、余計な話ですよ。
 筆者も、それぞれのイベントを主催されている方のお気持ちを逆なでしたいなんて思っているわけではありません。それでも、オール問屋街でお得意さまにも参加いただいた“トンヤまつり”が必要では?と提案させていただきたいのです。
 “トンヤ・デ・サファリ”と「大江戸問屋祭り」の二つの催しが、問屋街の風物詩となって根付いていることは否定できません。これからも継続されることで、問屋街を突然変異的に爆発させるエネルギーをはらんでいる可能性は十分にあると考えています。
 加えて、伝統ある(協)東京問屋連盟と横山町奉仕会、二つの巨大組織が厳然として存在し、この街の健全な発展を支え続けているのですから、当面心配することなどないのです。
 嬉しいですね!まったくその通りですね、と言ってしまうと、お前が提案している“トンヤまつり”ってなんなんだ、ということになります。
 カギとなるのは、二つの祭りに共通する疑問点として、この街を支え続けていただいているお客さま、すなわち「小売店さん」が参加されていない、不在である、という事実を挙げたいのです。
 この事実が、何とも気になるのですが、皆さんはいかがでしょうか。
 かつてのように、「売ってやっている」という時代は、遥か過去に通り過ぎ去ってしまっているのです。

問屋街の隆盛は地域の小売店さんなし、に考えられますか
 どうして、問屋街の二大イベントに「小売店さん」は参加されていないのでしょう。地域の小売店さんが衰微することは、問屋街の孤立を招き、問屋街の自然消滅につながっていく懸念があることは否定できません。
 でも、問屋街のメーンイベントからは「蚊帳の外」です。変ですね。
 問屋街のあるトップの方のお話では、「この問屋街への来街者が減少していることも心配ですが、お見えになる小売店さんの話では、小売店さんのお店に来られるお客さん(消費者の方)が、このところめっきり減ってきていると言われましてねぇ。ショックですよ」と言われていました。
 問屋街だけの問題だけでなく、問屋の顧客である小売店さん自身の問題を、街を挙げて解決していくべき時がきているのではないでしょうか。こんなことを話題にすること自体が、もはや時代遅れの気がします。
 小売店さんに元気になっていただくには、「安くて、何でも揃う街」だけでは足りないのです。そうなのです、問屋街に行けば、何か楽しいことがあり、明るい気持ちで帰ることができる街なのだ、との評価が得られるかどうか、に関係者は知恵を絞るべきです。

小売店さんの“街”にしなければならない
 不思議とこの街では、顧客である小売店さんは各商社(卸企業)に任されているところがあって、たとえば、お客さまリスト(通称「顧客リスト」)を共有することなど論外であり、お互いが紹介し合うというサービス自体が存在しない。うっかり紹介などして、お客さまを取られてしまっては、との心配もあるのだろうか(あくまで、筆者の推測であるが)。
 その気持ちが、街全体で小売店さんをお迎えしようという意識を欠如させているのだ。ウチにさえお見えいただければいいのであって、他企業のことなど気にする余裕はありません、という一昔前の意識が未だにまかり通っていることは淋しい限りである。
 問屋街は問屋自体が利益を上げるためのシステムであった時代は終わり、今や問屋街は、「小売店さんが利益を挙げる」仕組みの街にしなければならない。そうであればこそ「仕入のプロの街」「一般のお客さんには販売しません」(「素人お断り」)の看板が活きてくることになる。
 徹底して「顧客たる小売店さんに奉仕する街」でなければ、この問屋街の社会的意義はなくなるはずだ。問屋街は、小売店さんの街なのだ。


どんな“トンヤまつり”にすべきか。それは、“ええじゃないか”運動の開催だ

“ええじゃないか”が、問屋街を覆い尽くす
“ええじゃないか”“ええじゃないか”の大合唱と踊りまくる、あの“ええじゃないか”運動の推進こそが、今の問屋街に必要だと考えている。
江戸時代末期に全国を席巻した“ええじゃないか、ええじゃないか”の大騒ぎこそが、小売店を主体とした問屋街を新生させる“トンヤまつり”に発展していくのだ。
 “ええじゃないか”運動は、今では、高知のよさこい祭り、泉州のよさこい祭りなどを始めとして、多くの市町村で開催されていることがよくしられている。
 違いは不明ながら、札幌を元祖(らしい)とする“よさこいソーラン”祭りも地域活性化の一環として、まさに野火の如く全国各地に広がっている。これらに共通することは、ほとんど自然発生的に老若男女が踊り狂うことによって生み出されたエネルギーを「次の世代」に伝えていくことにあるようだ。
 なにか、世紀末といった「世の末」をイメージする臭いが気にはなるが、時の政権の力が衰え、もはやどうにもならないと感じた民衆から湧きあがる強烈なエネルギーの発露としては、“よさこい祭り”を高く評価しなければなるまい。
 唐突のそしりをあえて受ける覚悟で、問屋街の皆さんに、今、ここで“ええじゃないか”まつりを提言している。
商売とは、古来、売上げや利益に捉われるべきものではなく、「買手を楽しくさせ」「売手は、買手の商売繁盛を念じ」、併せて「国民すべてを等しく“しあわせ”にする」使命を負っているものだ。

問屋企業に若い力を!
金融資本主義のなせる業とは言いながらも、「額に汗せず、ただ金銭のみを商品」として扱い、「勝ち組」「負け組」を生み出して貧富の格差を是認するがごとき経済運営では、遠からず国民生活は破綻し、中小零細企業が生き残ることは不可能だ。
 そのために、どの企業も「コスト削減」「利益確保」を目指して、社員の「幸せ」を願う経営者が急減するに至っている。元来、人件費までも「コスト」と見ることの誤りは、日本型資本主義が強く戒めるところである。
 問屋街企業の多くも、理由は必ずしも同じではないが、誤った「市場至上主義」(新古典派経済学者の主張する)の影響を受けて、社員の高年齢化が進んでしまった事実は否定できない。
 同時に、新卒学生の採用を徹底的に押えてしまうという悲劇が、今日の問屋街全体の低迷を生み出していることは間違いがないのではないか。
 問屋街企業が合同で新卒採用のイベントを行うことも、時代の要請に応えることであり、新しい血を流入させることが、新事業を生み出すことにつながることになる。
 若い力を問屋街に導入することで“新生問屋街の活力”は生まれてくるのだ。若い力なくしては“トンヤまつり”実行はできない。“ええじゃないか”の踊りの輪には、老若男女のどれが欠けても成り立たない。


『連盟通信』の“たいまつ”の火は消してはならない 

(協)東京問屋連盟が掲げた『連盟通信』という松明(たいまつ)の火
 年々、組合員数が減少する中において、『連盟通信』が果たしてきた使命は大きい。編集部に大切に保存されている『連盟通信』を読むとき、そこには日本の流通業界の一翼を担ってきた(協)東京問屋連盟の歴史が鮮明に刻み込まれている。
 単に、世の中が“スマホ”型に変化したために印刷版が無用の長物視されての廃刊であっては決してならない。
 デジタル版発刊に際しては、『連盟通信』が高く掲げ続けてきた問屋連盟の理念をしっかりと引き継ぎ『連盟通信』がなし得なかった新事業創造の礎としての役目を担わなければなるまい。
 連盟事務局の強化も今後の課題となろう。新道通り会の運営には、事務局を中心に加盟各社の若きオーナーの力が存分に発揮されていることに注目したい。
 宿屋四郎兵衛シリーズとして、長きに亘りご愛読いただいた皆さま方に心から厚く御礼申し上げます。とくに、編集部の石原さん、小島さんにはお世話になりました。今日までシリーズを続けることができましたのは、
まったく両氏の励ましのお陰です。
 有難うございました。
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