今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi

今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
宿屋四郎兵衛
「パワフルワンポイント」
(2005.5.20〜2007.6.1)

No. 1
“現場”の力が経済を回復させている!

景気の踊り場か?
直近3月の日銀企業短期経済観測調査(短観)は、事前の予想とは異なり「企業の景況感が一段と落ち込む一方で、成長軌道に向けた動きも目立つ」という複雑な結果であった。
内容を見ると、今まで景気全体を牽引してきたIT(情報技術)・デジタルの電気機械産業の悪化が響いている。昨年の「五輪景気」での盛り上がりとは比べようも無い。米国のオフィス向けIT投資は飽和状態、また海外の携帯電話需要も低迷している模様だ。
04年10〜12月期の国内総生産(GDP)2次速報で、予想を覆して実質成長率が3四半期ぶりのプラス成長となったことから見ても、「景気は踊り場」といえそうだ。しかし、この修正に至った主因が在庫投資の増加であることから、プラス成長そのものに問題を残しているといえるのではないか。経済の基盤そのものが変化してしまっているだけに、在庫投資に対する見方も変えなければなるまい。
政府の景気回復に対する施策がつねに後手を踏む理由はここにある。「構造改善」を標榜するわりに自らの足元が修正されていないのだ。時代にあった統計数字への改正が待たれるところである。
景気が、「踊り場」を抜け出せるかどうかは、4月以降の動きにかかっている。

在庫投資増加懸念
 在庫と言うのは厄介な代物だ。経済統計上の在庫と個別企業における在庫とを混同するつもりは無いが、統計上も「在庫増」は景気を押し上げる要因となる。当然、これが最終需要に結びつかなければ、その後の生産調整につながって景気にマイナス要因となる。生産主導の時代には、在庫投資の動きが景気の先行指標として重要視されてきたが、消費者主導の今日においては、疑問の残る指標ではある。
 個別企業においても在庫は、「罪庫」とも称されその在庫管理の巧拙で会社の死命が制せられることになる。しかし、高度成長期においては「財庫」とも言われ決算上も利益形成に大きな役割を果たしてきたことは記憶に新しい。
 有数の大手GMSの中には、「売り逃し」を最大の機会損失として、直近まで取引先に在庫の積み上げを要求してきた企業もある。しかし、「売り逃し」の損失より「余剰在庫」の処分損の大きさに目覚め、ようやく取引形態の変更に動き出してきた。

“現場”の努力を見逃すな。
 多くの企業が、多くの人材を流出してまでして企業を守り、そして正に血を流してのリストラ努力が、今日の景気底打ち、回復から浮揚傾向につながっている。
2002年初から始まった景気回復が落ち込むことなく今も続いているのは、現場の対応力、分けても在庫に対する改革意識の凄さによるのではないか。バブル後の日本経済崩壊の危機を救い、気まぐれな「構造改革」「金融バブル」等の荒波をくぐり抜け得た力は、この在庫意識にあるのだ。
 百貨店・GMS等の店頭売上げ不振は、容易には回復しない。一方で、駅ビルやSCの躍進、さらにはユニクロ、しまむら、青山等の専門チェーン店をはじめセレクトショップ等の新業態店も目白押しだ。
 これらの企業では、店頭のショーイングから、バックヤードの仕組みまで、従来の手法・取引形態にこだわらない独自の卓越した工夫に共通した特徴を持っている。
仕組みの「核」は、「在庫を発生させない」ことにある。いわば、従来型の仕組みとしての流通システムに依拠する小売業は、新システムの小売業に勝てない、ということを意味するのである。
 大手企業といえども、流通在庫は発生させない、しかも必要なものは即日入荷させる自社独自のシステムを完成(取引先への負担を強いるものではなく)させない限り、これからの事業に成功はあり得ないといえよう。流通の“現場”は、もはやこの段階に達しているのである。
 問屋街のあり方も、この方向で模索していかねばなるまい。商品の差別化や低価格の優位性が失われているだけに、流通の仕組みをどう創り上げられるかにかかっているのである。

「現場力」強化のとき
 37回にわたって「辛口ワンポイント」を連載させていただいた。しかし、もはや「辛口」の時ではなく、もっと「現場力」を強化する時ではないかとの思いから、これからは「パワフル」のタイトルでの提言を目指すつもりである。
東京問屋連盟:問屋連盟通信:2005/5/20掲載
←
←
↑
→
↑
copyright IMAJUKU by IMASHUKU