今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛
「パワフルワンポイント」
(2005.5.20〜2007.6.1)

No. 5
「本当はネクタイしたい」
ー復権するメンズ・ファッション

“クールビズ”現象
 メンズ・ファッションが久々に好調だ。その牽引車となっているのが“クールビズ”キャンペーンである。
6月は「環境月間」ということもあって、愛知万博の宣伝とのからみでターゲットとされたのが、夏の新しいビジネススタイル“クールビズ”である。要は、ノーネクタイ推奨キャンペーンなのだ。かって、羽田内閣の時に「半袖スーツ」が発売されて話題を呼んだことがあるが、その「地球温暖化防止」という省エネ政策の胡散臭さもあって、単なる話題作りで終ったこともあった。
なぜ省エネ対策となるとメンズの夏のビジネススタイルが取り上げられるのかは疑問ではあるが、女性などから見た場合は夏のスーツ姿には暑苦しさを感じるのであろうか。どうしてもターゲットとされてしまうのである。
しかし、お堅い紳士がまだまだ多いととみえて、大阪府の調査によると、エコスタイルが普及し難い理由の1位は「社会における長年の慣行・常識があるから」84%、「会社や事業所で実施していないから」52%などが上げられている。
もっとも、バス・電車の冷房施設が完備し、ビルの空調がこれだけ普及している中で、省エネを実現するものがメンズのスーツに止まるとは、まことに滑稽でもあり、国の政策のあり方としては聊か心もとない。疲弊した日本の繊維産業をさらに追い詰めるのか、と云いたいくらいの貧弱さである。
スーツ業界、ネクタイ業界からもっと反発があってもいいのだが、意外と盛り上がりはないように思える(日本ネクタイ組合連合会からの要望書は出されているようだ)。「地球温暖化」という錦の御旗だけに、反対するわけにはいかない、あるいは“クールビズ”なんて一種のブーム、すぐ沈静化するという過去の経験則への期待があるからかもしれない。

シャツ業界の活況
今回のキャンペーンで予想を越える事態が起こっている、といえばオーバーとの謗りを免れないが、明らかにヒートアップしている業界がある。メンズシャツの業界だ。古くは、「ピーコック革命」下のカラーシャツブーム、近くは「形態安定シャツ」で大ブームを経験している。今回の主役は“ボタンダウンシャツ”、まさに売れに売れている。メンズシャツの生産は、オーダーシャツや一部のブランド商品を除いて大半が海外。日本の“クールビズ”現象がアジア諸国のシャツ関連工場を走らせているとも言える。
この“ボタンダウンシャツ”、現在の異常ともいえる好調な売れ行きから押して、省エネ対策などとは無関係に、恐らく後半年は売れ続けるものと思いたいがどうであろう。ただ、過去の例から考えてこの先、一気に沈静化してしまう可能性もあろう。注意しなければならないのは、ブームが去ってしまう前に、膨れ上がっている海外を巻き込んだ生産能力をいかに元の規模に戻しておけるかということではないか。この業界、ブームの後に決まって業界全体の規模減少を余儀なくされてきた歴史を持つ、といえば言い過ぎであろうか。

メンズ・ファッション復活の確かな手応え
この“クールビズ”現象、当然のことながら秋風が吹く頃には一応の幕となろう。多くのビジネスマンにとっては、胸元の寂しさもあってネクタイへの郷愁も深まるはずだ。メンズのネクタイがなぜ必要かを改めて痛感した紳士諸侯も多かったはずではないか。メンズ・ファッションの“ダンディさ”にネクタイは欠かせないのだ。
“ボタンダウンシャツ”には斜め縞の“レジメンタル”タイなのだ。
それにしても、久々のメンズへの話題沸騰は歓迎しなければなるまい。ここにもようやくの景気回復、消費回復の足音がする。思えば、百貨店の紳士服売場の沈滞、低迷は実に十数年にも及ぶ。
バブル崩壊後の92年に百貨店全体の売上高が戦後初の前年を割り、以来漸減を続けて来た。中でも紳士服の減少は、全体の減少をさらに上回るペースで進行しており、そのシェアは03年には全国平均で、7.7%にまで低下している。百貨店の改装といえば、婦人服売場の多層化であり、紳士服売場の縮小と上層階への移動を意味してきたのだ。
メンズ復活への予感は、03年9月の「伊勢丹メンズ館」オープンに遡る。「男の新館」からの衣替えは、実に35年ぶりのことであった。当時、この改装は多くの話題を呼び、また喧伝されたにもかかわらず、レディス・ファッション活況の中でメンズ全体への新しい流れを作るには至らなかったように思われる。
この6月から7月にかけてのメンズ売場の盛り上がりは異常とも言える。男性の店頭来店頻度が激増している模様だ。シャツは当然として、ネクタイやスーツ、パンツ等への男性自身の開眼をもたらした“クールビズ”、業界全体としては感謝しなければなるまい。
東京問屋連盟:問屋連盟通信:2005/7/20掲載
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