今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛
「パワフルワンポイント」
(2005.5.20〜2007.6.1)

No. 21
欲しい商品が調達できない!

仕入力の時代
 「仕入」ということについて、もう少しこだわってみたい。「仕入」は当然のことながら、「企画」「発注」「生産」「販売」「受注」「納品」「在庫」等の事業活動に連動する。これらの活動に優劣や、どれが重要だとか重要でないとか格差を付けられるものではない。どれも大切で、どれが欠けても事業は成立たない。しかし、仕入にこだわりたい。いま最も注目したい機能なのだ。
(1)昨17年の冬、手袋が平年の“3倍”売れた。
データによれば、‘98年から'03年にかけて縫手袋の生産量は60%に、編手袋でも8掛けに落ち込んでおり、その後、生産量そのものが大きく回復する状況にはなかったと思われる。生産体制も縮小化されている中での“3倍”である。でも売れた!
理由の1つは、寒さのためであったろう。近年、手袋が、コーディネイト・ファッションの広がりでアクセント・アイテムとしてこの数年、注目されていたことも事実だ。とはいうものの、しっかりした仕入ルートを持っていた卸・小売店は予想外の動きに、笑いが止まらなかったはずだ。
減産が続く業界だけに小売段階で本当に“3倍”売れたとすれば、流通段階に相当数の滞留在庫があったのだ、とのうがった見方もある。実際の手袋の販売点数が明確でないだけに、現時点では推測の域を出ないが、工場、卸、小売にかかわらず機敏に商品を押えた企業がこの冬を制した、ということができようか。
仕入(企画)担当者の力量が証明されたのである。
(2)記憶に新しいところでは“王ジャパン”WBC制覇がある。
 誰もが感じることではあるが、韓国戦2回目の敗退でほぼ準決勝進出は絶望、まさかアメリカがメキシコに負けようとは!
 日本国中、一気に野球人気が沸騰した。TVの中継、時間帯もよかったという偶然も幸いし、記録的視聴率を記録した。
 ユニフォーム等WBCの用具生産のミズノも魂消たろう。“まさか”の事態である。このことを予想してユニフォーム等WBC用具を生産していたとは思えない。仕入(企画・生産)担当者の努力もあったろうが、同社の工場や生産の仕組みが、こんな事態にも対処できるように構築されていたということではないか。
 報道によると、日本代表チームのオーセンティックユニフォーム(24,000円)やレプリカ(複製品)ユニフォーム(7,800円)、応援Tシャツが、完売状態になったという。ミズノが高知県に持つユニフォーム工場は完全受注制であるだけに、生地の追加も含め可能になったという。
 どんな事態にも対応できる体制を企業は、平素から仕組んでおかなければならないのだ。
 偶々、大企業のミズノだから可能になった、ということではないはずで、規模の大小に関わりなく変事に対応できる「仕入力」を持っていなくてはならないのだ。どこかの経済研究所の発表では、今回のWBCの経済効果は、300億円を超えるという。
 ミズノだけではなくWBC効果を活用して、この期間大いに成果を上げた企業もあるはずだ。単なる販促効果ではなく、関連グッズを仕入(企画・生産)ることで、利益を生み出した仕入(企画)担当者に注目したい。
(3)すでに記憶が薄れ始めた“イナバウアー”効果も、具体的な数字は不明ながらも、うまく業績に絡めた企業もあったはず、と思われる。
(4)メダルと縁のなかったトリノ・オリンピックのせいか、地味なスポーツである“カーリング”なる競技に人気が沸騰した。
 国内での試合に、入場者が従来の数倍にも膨れ上がったという事実以外に、今のところ目立った経済効果はない模様であるが、関連業界にもたらした影響は大きかったのではないか。
 これらの事実から商品がどのように売れていくのかをしっかり確認しておく必要があるのではないか、そして、その時点で関連する商品を的確に手当てできる企業(卸・小売)が、結局は勝ち残っていくのでなないか。

本当に必要な商品は手に入らない!
 海外諸国と比較して、圧倒的な消費購買力を持つ日本の国内市場において、それでも“ものを売る=買っていただく”、ということは容易なことではない。誰もが日々身に沁みている事実だ。
いくつかの事例から、実はチャンスは「いつ、いかなる時にも存在する」ことが理解できる。問題は、このチャンスを生かせるかどうかなのだ。
過去の日本経済は余りにも過剰生産であったろう。国内の設備はもちろん、海外にも多くの工場を建設し、国内市場を潤沢に満たしてきた。競合も激しく、徹底したコスト削減の下“デフレ価格”が行き渡った。声を掛ければ、いくらでも生産してくれる工場、電話一本で直ぐに必要な商品を届けてくれる問屋もあった。
今回の景気回復局面の特徴は、過去のそれとは違うぞ!という臭いを感じる。単に商品を右から左に流してきた企業は、似て非なる商品しか手当てできず、結局、消費者・顧客から相手にされなくなる、のではないか。
一瞬の決断で、商品を企画・生産・仕入できる機能、ルートをしっかり確保しておくべきだ。ものの手に入り難い時代を迎えている。
東京問屋連盟:問屋連盟通信:2006/4/1掲載
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