今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi

今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
宿屋四郎兵衛
「パワフルワンポイント」
(2005.5.20〜2007.6.1)

No. 24
トップの役割

オール肯定・オール善
 コンサルティングを生業としていると、有難いことに実に多くのトップの方にお会いできる。どのトップも会社の大小に関わりなく素晴らしい。ハッとさせられるヒントに出会えると、俄に人生がぐんと明るくなってくる、そんな思いをさせていただくことが多いものだ。
 お話をいただく時の当方の心構えとして、いつもモットーとしていることが、「オール肯定・オール善」ということ。信条といってもいい。
仕事柄、厳しい状況に立たされておられるトップの方とお話するのは、辛いものだ。コンサルタントとして、企業の再生・経営指導を求められる以上、会社をこんな段階にまで放置していたトップの責任を問いたい気持ちで一杯になる。
通常は、まずは「現状の否定」から始まるのが一般だ。教科書的には、上手くいっていないところや、明らかに問題となっている喫緊の個所を指摘、そこの改革から取り掛かる。まず、患部の切除、応急処置を取らなければならない場合もある。これがコンサルティングの基本だ。しかし、性急にことを荒立てても(言葉は悪いが)、短期間で当該企業が一気に回復するなんて、実際は「あり得ない」。私はこの手法はとらないことにしている。
トップから多くの時間を割いて、じっくりお話を伺う。会社が傾いたには、それだけの理由があるからだ。短兵急に事を成すと、急坂を転がり落ちることに手を貸す事態を招く恐れもあるからだ。
「オール肯定・オール善」の姿勢で、トップの話をじっくり聞かせていただく。その中に、再生・回復のカギが隠されているのだ。

会社をおかしくしたのはやはりトップ自身だ!
公的機関からの依頼などでは、短期間の成果を求められることが多い。財務諸表から問題点を抽出し、「金型」にはめ込んだ改善策を導き出す。
「これだけ」やれば会社は良くなりますよ、良くなるはずだ、ならなければ、それはトップであるあなたが悪い、力がないのですね。なぜこんなになるまでほって置いたのですか。理解できませんね。
財務諸表の分析なんてことは、会社のトップたるもの十分に知り抜いている。昔の問屋街のオーナー、トップはすべて現場を番頭さんに任せて実務にはタッチしないのが普通だったといわれる。こんな場合だって、経理や数字についてはすべてオーナーが決済してきたはず。だから会社が、何十年と存続してきたのだ。
ホリエモンのように、「私は指示もしておりません」「数字の改竄なんて存じません」なんてことは実際はあり得ない。社長がすべて知っている、あるいはすべて決断したことだ。まして、創業者ともなれば、すべて社長の決断なくして会社は動かない。
会社の歴史である決算書を、少なくとも3年前に遡りしっかり頭に入れておく、その上でトップの話を伺う。会社の業績が悪くなり始めてからと同じだけの時間が、業績回復のためにも必要となる、との判断だ。
“不思議だ〜”
トップの話から集約できる事実は、業績悪化の主因は、外的要因より圧倒的に内的要素が関係すると言っても過言ではない。誤解を恐れずに言えば、業績を悪化させるべく、トップも幹部もせっせと朝早くから会議を繰り返す。
業績を回復させたいとの焦りが、さらなる業績降下を招き寄せることになる。戦国の世のように、裏切り、寝返りで“落城”に至るのは、理由がハッキリしている。しかし、今は、誰もが会社のために一生懸命にやることが、倒産につながっていく。人間関係の不思議さだ。
でも、この事実は、もっともっとトップたるものが認識すべきだと思う。社員が怠けているのではないか、何か悪いことをしているのではないか、私が見ていないとすぐ手を抜くのではないか、電話の掛け方、書類の作り方、どれも安心して見ていられない。何か陰でコソコソやっている、なんて思い出したら、その内に夜も寝られなくなる。
「うちの社員は出来が悪くって困ってます」と仰るトップ、謙遜かと思いきや本気だ。「私も長年多くの人を見てきましたが、御社の方、どなたもしっかりされてますよ」と言っても、まず信用されない。お世辞だと思われるのか。人間は信用できない、信用できるのはコンピュータだ。社員に考えさせず、ただ操作だけしていればいいコンピュータを導入して欲しい、との依頼を受けたこともある。

逆境のリーダーシップ
先日、ある高額品販売で著名な通販のバイヤーから、こんな力強い話を聞くことができた。「この3,4月の動きは良かったですね、今まで10万円を切っていた平均販売単価が、20万円近くになりました。やはり景気は良くなっているのですね」。
このように商売が繁盛している時は、トップのあり方に特に問題はない。しかし、多くの企業はまだまだ“塹壕戦”の真っ最中だ。社長やトップが、近くにいる誰彼に難癖をつけ、不平・不満を撒き散らすことのないように注意したいものだ。自らが士気低下を招いていることに気付くべきだ。
物事がうまく運ばない時期にこそ、人間的で暖かい話し掛けをすること。そして、社員一人ひとりに対して、その社員に適切な「目標」を与えることである。
社員が一生懸命働き、「しなさい」と言われたことを必死になってやっている、その働きが会社の業績と明快な関係を持つことが自覚されていく。そんなトップでありたいものだ。
東京問屋連盟:問屋連盟通信:2006/5/20掲載
←
←
↑
→
↑
copyright IMAJUKU by IMASHUKU