今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi 今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi

今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
宿屋四郎兵衛
「パワフルワンポイント」
(2005.5.20〜2007.6.1)

No. 36
バランス・シートを活用する(3)

バランス・シートに学ぶ
 今回は、バランス・シートそのものの解説を中心にまとめてみたい。前回まで「損益計算書」(P/L)寄りであったので、最後は「貸借対照表」(B/S)について触れておきたい。
 損益計算書が1年間の儲けの状況を表わしたものなら、貸借対照表は、決算日の財産・借金を一覧にしたものといえる。
 財産は、現金・預金、売掛金、商品、建物・土地などで、会計用語では「資産」と呼ばれている。これらの資産を購入するのに自分の金で購入したのか、それとも借金で賄ったのかが問われ、前者が「資本」(純資産)、後者が「負債」と呼ばれる。
資産=負債+純資産
これがB/Sの左(借方)、右(貸方)になっているのである。そして、左右が同額となるところから「バランス・シート」と呼ばれている。
 さらに、資産の内訳は大きく流動資産と固定資産に分けられる。これは、「1年以内に現金化できるかどうか」で判断することになる。会社が、投下した資本を短期で運用しているのか、長期で運用しているのか、の目安になるものでもある。上場企業の平均では、1:1.4 程度で固定資産の方が多い。
 流動資産でまず、注目する項目は、
「棚卸資産=商品」になる。診断時、今まで在庫に悩まされ続けてきただけにどうしても在庫金額に目が行ってしまう。
 以前は、小売業にとっては「在庫の多い方が商売には有利」、との考え方もあったが、完全に過去の話。モノ作りのスピードアップした今日、在庫は徹底して少なくしなければならない。アパレル商品の品番に未だ「年号」を組み込んでいない会社も存在するが、これでは在庫管理が完全とは言えない。
 生産年度毎の在庫一覧表でしっかり管理すべきである。少なくとも3年以前の在庫は迅速に処理すること。この処置で、始めて適正の粗利益率が得られることになる。
在庫評価の適正化こそ、経営者にとっての“品格”そのものであり、会社経営の根幹をなすものと言えるだろう。
在庫が多すぎることのマイナス面は明快のことながら、あえて列挙すると、
(1)商品の価値低下
 アパレル商品は、52週MDの時代。アパレル卸企業でも、年2〜3回の展示会を、「毎月開催」に切り替えているところが利益を上げている。旧態依然に過去のパターンで受注しているところは、「返品の山」となっていることは周知の事実である。
 大量受注が足かせとなって、結局マークダウン(値下げ販売)が常態化、これではいくら商品原価を切り下げても、店頭消化率の低下で粗利の悪化は避けられないのだ。
(2)在庫管理コスト増大
 大量に在庫しておくと、当然広いスペースが必要になり、賃借料等管理費が増大、人件費も恒常的に掛かることになる。また、品番数の増加は、システム料の負担となり、ピッキング作業などにおけるトラブルの原因ともなる。
セール対象商品が増えることで、商品の出し入れ、運賃・荷造り費等物流費増ともなる。金利が低さが幸いしているとはいえ、こういった体質を続けることは、今後許されない。
(3)資金が寝ている
 この事実を十二分に認識すべきだ。古い在庫を抱えて、なお新規商品の仕入を続けていくことは、結果として借金を重ねていることを意味する。仕入手法に何らの工夫、改善を加えることなく仕入担当者、MD等を叱咤激励するだけではどうにもならない。これで“成果主義”評価を取り入れられたのでは、担当者は浮かばれない。
 経営者・トップの責任において仕組みそのものの見直しを図るべきではないか。
 流動資産で、次に見るのが、現金・預金である。
一般的には、「1ヵ月分の売上程度」といわれている。別段少なくても問題はないが、多い企業ほど優良企業だ、とはいえる。
受取勘定(売掛金、受取手形)=売掛債権
売掛債権は、多いほうがいいのか、少ないほうがいいのか、一概には言えない。ただ、峠は越えたものの大手企業の破綻が続いた時などの経験からは、少ないほうがいいと見ている。
(9)受取勘定回転率
=売上高÷売掛債権
 この数値は、小売店、現金問屋には存在しない。しかし、いわゆる「掛売問屋」では重要なデータとして注目することになる。5回転であれば、365日だから、売ってから回収まで70日余かかることになる。
 次いで、固定資産での注目は、減価償却費の存在だ。計算方法に定額法、定率法があることはご存じの通り。いくら計上しても金が出て行くわけではなく、むしろ内部留保金として会社の付加価値額に加えられる重要な数値だ。
 バランス・シートの右側は、流動負債・固定負債
+純資産(資本金)
からなっている。
 流動負債(1年以内に返済すべき債務)は、大きく分けて、商品の仕入に伴う買掛金、支払手形(まとめて支払債務という)と短期借入金とで構成されている。
(10)流動比率
=流動資産÷流動負債
 会社が動脈硬化症にかかっていないかどうか。高ければ高いほど優良と一般的にはいえるため、診断では、最初にさっと目の隅に押える。200%が理想。
(11)固定比率
=固定資産÷自己資本
回収に長期を要する固定資産が自己資本で賄われていること。100%以下なら、返済の必要がないのである。
 次いで、純資産の部。長年、資本の部として言ってきたためスッと頭に入りづらい。会社法改正に伴うもので、ポイントは、まず資本金(+資本準備金)、そして利益剰余金(利益準備金+その他利益剰余金)
の2つである。
資産の部≒自己資本
と捉えて以下の指標も診断上重要な数値だ。
(12)自己資本比率
=自己資本÷総資本
 自己資本は、返済の必要がないもの。この比率が高いことは体質が強健であり、資本構成の安定を意味し、「よい会社」ということができるのだ。
ポイントとなる指標
企業の実態にとって、これらの指標が役立つとは言い切れない。しかし、会計のルールが経営を変える時代になってきた。
次回は、新しい会計ルールのシリーズを取り上げる予定である。
(1)売上高対前年比伸び率
(2)資本金利益率=純利益÷資本金
(3)売上高営業利益率=営業利益÷売上高
(4)総資本経常利益率=経常利益÷総資本
(5)資本利益率=売上高利益率×資本回転率
(6)交差主義比率(生産性)=売上高総利益率×商品回転率
(7)貢献比率=売上構成比率×交差主義比率
(8)商品力=量(在庫)×数(品目)×幅
(9)受取勘定回転率=売上高÷売上債権
(10)流動比率=流動資産÷流動負債
(11)固定比率=固定資産÷自己資本
(12)自己資本比率=自己資本÷総資本
東京問屋連盟:問屋連盟通信:2006/11/20掲載
←
←
↑
→
↑
copyright IMAJUKU by IMASHUKU