今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛
「ずばり!単刀直言」
(2007.6.20〜2009.5.20)

No. 2
“現場力”を誤るな。

“頭を使わない?”幹部への反発、イライラ
こう言い切ってしまうと暴論との謗りを受けそうだが、創業社長で、しかもワンマンの多い中小・零細企業の経営者には、事の善悪を別にしてミートホープの田中社長に似た人物が多い気がする。
もちろん、トレーサビリティ無視どころか、堂々たるコンプライアンス(法令遵守)軽視の経営者が多いと言っているのではない。田中社長には、端から法律など存在せず、ただ「儲け」一筋であったろう。道庁も、まして農水省の出先などには鼻も引っ掛けまい。田中社長は、希代のアイデアマンであり、工場長始め同社幹部の日頃の無能ぶり(社長から見ての)にイライラの連続であったろうと推察する。
消費者は、美味い牛肉?を、しかも安価で食べられれば喜ぶ訳で、田中社長のアイデア食材は売れに売れたのである。多分、鼻高々であったろう。「君らは、もっと頭を使え!取引先にも判らないし、消費者には安くて美味いと感謝されている。問題はない、少々のこと気にするな」。中には諫言する幹部もいたであろう。しかし、創業社長のアイデアには太刀打ちできない。
結局、バカだチョンだ、の罵詈雑言に黙るしかない。幹部にも生活が懸かっているのだ。「君らは毎日、会社で何やってんだ。もっと頭を使ってくれよ」と言われるのオチなのだ。“牛”らしく見せる技術、ミンチの配合方法など、天才肌の腕前であったか。

誤った“現場力”の結末
しかし、これらの高度な?技術は、創業ワンマン社長でないと使えない。工場長や現場の課長の判断でできることではないのだ。そんなことをやったとすれば、発覚したところで、たちどころに“クビ”だ。社長の直接指示以外に継続は不可能だ。
田中社長の現場力には、強烈なリーダーシップがあり、理想的な「現場力」であるかに見えながら、実はまやかしであることが理解できる。
この事例は論外としても、現場を“数字で黙らせる”トップは、例え法的に問題が無くても、現場力があるとは言い切れないのである。
自らの創業時の苦労を持ち出し、自慢話にかこつけて部下の面前で幹部の無能振りを声高に喋り散らす。危機感を煽り、部下同士を競わせて悦にいる。○君はよくやるが、△君はダメだ、と部下の比較話に余念がないなど、この手の事例には事欠かない。逆に論破されそうになると“数字”で黙らせる。“数字”は、どんな風にも使えるのだ。
社員あっての社長であり、会社である、との認識がないためか、常に「クビ!」を連呼することになる。「明日から来なくっていいよ」、それでいて人気の落ちることを懸念?してか、夜のお誘いは熱心だ。今の社員に夜の付き合いほど苦痛なものはない、との認識にこれまた欠ける点も共通する。
結局、社長の一人相撲で、毎日がイライラの連続となる。楽しいはずの仕事をなぜもっと楽しくやろうと思わないのか、これがまた不思議のタネである。社員同士が「和気藹々」になることも、これらの社長にとっては不愉快極まりないことなのだ。

結末は、破綻だ。
“現場力”に必要な6つの「力」とは
 前回では、トップの現場力は「創業の理念」であることを述べた。
 今回は、日経情報ストラテジー誌12月号の「総力特集・日本の現場力」から現場リーダーに求められる「現場力」を考えてみたい。
(1)照明力
(2)投影力
(3)異質力
(4)一貫力
(5)歩行力
(6)舞台力
の6つが挙げられている。いずれも大企業の事例ではあるが、中小企業においてはトップ自身の現場力を示すものとなる。
「照明力」とは、普段あまり光が当らない縁の下の社員に光を当てることだ。社長が頻繁に生産現場や店舗に出向き、声をかけ、良くなった点を誉めることだ。業務改革の原点は、「縁の下」にこそある。中には、権威を示すべく責任者を現場で指導する社長がいるが、これは全くの逆効果となる。部下にとって自分の上司が叱られるのは、見るに忍びないのだ。
「投影力」とは、トップ自身が、自分の経験を通して部下の心理を自分自身に投影し、意思決定を行う。独断、独善の判断で社員を押さえ込み、強制する姿勢ではないのだ。社員もまた顧客・消費者であるとの認識を持つことだ。
「異質力」とは、一人ひとりの個性を伸ばすこと。誰にも欠点があり、長所がある。欠点をあげつらうことなく、部下の持つ特異な力を見抜き、それを伸ばしていくこと。社員の異質さが、会社の成長を支えていくことになる。
「一貫力」とは、ぶれないメッセージを社員に語り続けること。数字で押さえ込むのではなく、現場でトコトン話し合う。説明、説得を繰り返す勇気が必要だ。徹底したコミュニケーションが、意思統一につながる。
「歩行力」とは、やはり現場を歩くこと。現場を見ずして語るなかれ、歩いた距離は、業務改革の理解の深さに比例する。
そして、「舞台力」。現場が、現場の発想で自由に行動でき、惜しみない力が発揮できる舞台を整えること。「やれやれ!」と社員を嗾けながら、実は、衣装の裾を踏んで歩けなくしているトップのなんと多いことか。

「はた・らく」こと
 働くとは、「はた(傍)」を「らく(楽)」にすること。
 商売をして損をする、あるいは儲からないことなどあるはずがない。商売・ビジネスは、必ず儲かるようになっているのだ。それが、自然の摂理である。それでは「儲からない」のは、何故か。トップを始め、社員が儲からないように「働く」からに過ぎない。
「生産→卸→小売→消費者」のサイクルで、常に次ぎの段階の人々を「楽しませる」ことなのである。これが企業の社会的使命というものなのだ。他社を出し抜いて、邪に自社だけが高収益を上げることなどあり得ない。必ずいつか、しっぺ返しがくる。不自然な利益は、必ず何らかの形で吐き出さざるを得ない事態が来るのが歴史の鉄則でもある。
そのためにも、トップは適切な「現場力」を持たねばならない。

日経ストラテジー誌12月号

    ┏ 照明力
    ┣ 投影力
現場力 ╋ 異質力
    ┣ 一貫力
    ┣ 歩行力
    ┗ 舞台力

大前研一「ビジネスの磨き方」(PHPビジネス新書)より

ビジネス力 ┳ 先見力
      ┣ 突破力
      ┣ 影響力
      ┣ 仕事力
      ┗ 人間力

東京問屋連盟:問屋連盟通信:2007/7/1掲載
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