今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛
「ずばり!単刀直言」
(2007.6.20〜2009.5.20)

No. 19
究極の現場力は、”問屋力“だ

氾濫する「〇〇力」本
 世間一般の状況の厳しさに比例してか、本屋の店頭に並ぶ「ベストセラー」本には、「〇〇力」のタイトルが目白押しだ。
 当面の問題点を解決してくれそうなイメージが、書名から滲み出しているようで売れ行きがいいらしい。
 以前には、「〇〇主義」「〇〇術」調のタイトルが売れ筋であったように思うが、今はこの「〇〇主義」本は姿を消している。「〇〇力」には、「主義」にはない柔らかさがあり、また、何となく取っつき易さを与えるのかも知れない。出版界における一種のブームの主流をなしている。
 内容は、ヤワ、どころか難解にして、意味不明な類の本も結構多くて、結局のところ販売促進的な感覚で出版されているのだろう、すぐ放り出してしまう本も結構多いものだ。これらは、過去の出版界での馴染みやすい表現を使えば、いわゆる「ハウツー」ものがこれに当たるか。

「新書版」ブームで拡大
 それが、折からの「新書版」ブームに乗っかって手軽に出版されている。読者も気軽に購入でき、ちょいと「読んでみようか」程度で、ひょっとすると少しは頭が良くなるか、あるいは仕事に役立つかも、と期待する。朝礼時のネタとしても使えそうだ的感覚で買っている人も多い。
 書籍も中身よりタイトルで売れ行きが決する時代、との風説もあるくらい(真偽のほどは確かではない)だから、内容には期待しない方がいいかも知れない。とはいえ、しっかり読ませる本も当然のごとくかなりあり、新刊書には眼が放せないのが現状だ。
 最近は、JR等の駅構内の本屋もかなり充実し、文庫や新書版を手に入れることは容易だ。乗り継ぎの空き時間に本屋を覘くという経験をお持ちの方も多いはずだ。たとえ斜め読みにせよ、一回の乗車時間で読み切れる「新書版」というのは捨てきれない。

「学士」様の値打ち
 そんなことを考えている矢先に、今まで見慣れていない「〇〇力」を新聞紙上で発見した。
 6月23日「朝日新聞」の朝刊だ。以下、同紙より抜粋してみる。
 “学部(学士課程)教育を根本から見直すよう、大学への圧力が強まっている。中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)は、
「学士力」
経済産業省は、
「社会人基礎力」
という新たな言葉をつくり、大卒の学士が身につけるべき知識や能力の指針づくりを進める。「大学全入時代」が迫る中、学士の質保証を求める声が強まっていることが背景にある“
と解説されている。
 また、当然のように、“大学からは、外からの一律的な基準だと、自立性を損なう恐れがあるとして懸念も出ている”とある。
 経産省が検討している「社会人基礎力」については、
〈前に踏み出す力〉
・主体性
・働きかける力
・実行力
〈考え抜く力〉
・課題発見力
・計画力
・創造力
〈チームで働く力〉
・発信力
・傾聴力
・柔軟性
・状況把握力
・規律性
・ストレスコントロール力
 以上、3能力12要素としてまとめられている。
 中教審が検討している「学士力」は、
〈知識・理解〉(略)
〈汎用的技能〉
・コミュニケーション
スキル
・数量的スキル
・情報リテラシー
・論理的思考性
・問題解決力
〈態度・志向性〉
・自己管理力
・チームワーク
 リーダーシップ
・倫理観
・市民としての社会的責任
・生涯学習力
〈統合的な学習経験と創造的思考力〉(略)
の4分野13項目である。
 とかく、評判の悪い文科省型指針もさることながら、大卒社員に期待するところの大きい経産省としても、痺れを切らせての指針作りとなったのか。

会社が望む社会人能力
 「“大学は卒業したけれど”必ずしも社会人に必要な能力に達していない人が少なくない現実に、企業の人事担当者がやきもきし始めた」ということだ。
“社会人にとって最低限必要な基礎力をつけるよう大学教育も変わってほしいし、企業も大学で身につけたことをきちんと評価するようになってほしい”という。
そのための「評価基準」や「プログレスシート」を経産省のホームページで公表し、冊子としても配布するという。
大学側からは、こういった「学士力」「社会人基礎力」について、“国から提示されるべきことではない」とのアンケート回答が4割を占めているというが、企業側からは、やはりこの程度の力は大学で身につけてから卒業・入社して欲しいと念じているのだ。
経済のグローバル化でそれでなくても大変な時代なのだ。従来の循環型経済ではなく、構造型変革期を迎え、その中での新卒採用を考えているところだけに、企業側には、より切実といっていい。

生き残りを図る高校・大学
 すべては日本の総人口が減少に転じ始めたことに起因するようだ。
 生徒数の停滞から減少傾向を見せ始めた高校では、統合されることを懸念して、一斉に大学進学路線を取り始めている。有数の進学校となることが生き残りの条件と言わんばかりの措置だ。
 そのため、高卒での就職はできるだけ抑えたいとの動きもあるようだ。
 また、大学側も志願者の減少は大学運営にも差しさわりが出ようし、入学者の減少は大学の存続にもかかわる大事である。おまけに大学の数も増加し、その点からも入学希望者取り込みに躍起とならざるを得ないようだ。
 中には、大学生活の楽しさばかりを強調したパンフレットや電車内の広告に出くわすと、何のための大学かと愕然としてしまう。これでは、文科省や経産省の心配も分からないではない。

問屋力は現場力から
 日本の総人口減少傾向は、明らかにマーケットの縮小をもたらす。この事実を否定することはできまい。
 だからこそ、「問屋力」が問われるのだ。
従来の大量生産・大量消費市場では、確かに、メーカー直結の中抜きの仕組みがコストダウンを可能とし、あらゆる消費物資を巷に溢れさせてきた。しかし、このベクトルは今後環境経営の理念からも否定されていかざるを得ないと断言できる。
バッファーとしての問屋力こそが地球環境を変えていく時代を迎えることになる。「量から質の時代」を作り上げていく使命を問屋力が担っていることを認識したい。
東京問屋連盟:問屋連盟通信:2008/7/1掲載
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