今塾 by 今宿博史 - 営業戦略おもてなしショップ - IMAJUKU by IMASHUKU Hiroshi
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宿屋四郎兵衛
「ずばり!単刀直言」
(2007.6.20〜2009.5.20)

No. 20
業界紙に見る“問屋力”の検証

“いかに回転の速い商品を提案するか”
繊研新聞6月30日号は、中部地区を代表する繊維問屋街として有名な名古屋・長者町について、最近の動きを大きく報じた。
記事によると、長者町通り周辺の問屋数は減少を続けており、たとえば名古屋長者町織物卸協同組合の会員数は47社。中小の問屋が多く、ここ数年では転廃業が目立つとある。
とはいえ、「全国津々浦々に点在する小売店にとって、製品や服地を取り次ぎする現金問屋は商品供給の生命線でもある」
「“なくてはならない存在”という小売店は今なお多い」として、小売店を支えるレディスの現金問屋4社を紹介している。
長者町では、5月に大手現金問屋が事業撤退したことが、町や同業者にとって「回遊する顧客の減少につながる」ことを懸念している。問屋数の減少は、結果として問屋街全体をパワーダウンさせることになるからだ。
「1枚でもお売りできる機能が現金問屋」であり、「1日1日が勝負」。価格では勝負できない今、「いかに回転の速い商品を提供するか」が、現金問屋共通の課題と結んでいる。

頼もしい小売店勉強会
 同紙には、「共生する地方小売店」の勉強会が紹介されている。
 「小売店と問屋が協同して提案力を高める努力をしていきたい」という中部地区の小売店で作られた勉強会「ジャパンクラブ」(安江成介会長)の存在だ。
 この会のメンバーには、大型店やブランドショップに若い顧客を奪われた小売店が多いとある。
メンバー所属の小売店にとっては、中高年層のために「欲しい商品や安全な商品がすぐ手に入り、ゆっくりお茶もできる」問屋こそが必要と感じているようだ。まさに、問屋の社会的存在価値といえようか。
流通構造の変動の中で、地方の小売店が厳しい環境下に置かれていることは、すでに広く周知されていることではあるが、まだまだ地方に根付く小売店は数多い。それだけに小売店に対して、常に新鮮な売れ筋を提案できる現金問屋の存在は、頼もしい味方となっている。
紹介されている「ジャパンクラブ」形態をさらに発展させて、小売と卸が協同して勉強していく機会を増やすことは、お互いにメリットを持つことになると思われる。この勉強会がどのように発展していくか、今後に注目していきたい。

高感度・時代を拓く現金卸
 繊研新聞社では、3か月に1回、1ページ建で問屋街特集記事を組んでいる模様で、直近の4月17日号では、
 「中小の小売店が主販路の現金卸にとって新規取引先の開拓は死活問題。かっての地域一番店のポジションは様変わりし、代替わりの時期も重なって、古くからの顧客名簿依存の営業スタイルではジリ貧はさけられないから」と報じている。
 確かに、売上の多くをミセス、ハイミセスに依存する問屋の場合、がんばってはいても時間の経過と共に販路が縮小していくことは物理的にも避けられないのは事実。すでに、日々実感されている商社も多いはずだ。
 では、どのように品ぞろえを転換していくのか、これは決して容易なことではない。時間をかけた長期のタームで、計画的に、徐々に、しかも意識的に変えていくしか方法はない。どの企業も扱い商品の転換に向けてのプロジェクトをスタートさせる時期は来ているのだ。
 問屋街全体としては、中高年齢層顧客に頼られる存在としての従来型企業群と、「受け身ではなくマーケットの躍動をつかむ積極姿勢」の新興企業群が混在するという、むしろ理想的と言ってもいい形態が進行している。
 新しい顧客を呼び込む企業の存在が、街全体を活性化させているのだ。

隔週で横山町問屋街通い
 4月17日の繊研新聞には、東京・中央区の鉄砲洲神社近くで営業中のハワイアンシャツ専門店が紹介されている。
 この春3年目を迎えた同店は、主力とするハワイアン・ブランド商品だけでは店内が埋まらず、どうしようかと考えていたところで知人から「問屋街活用」のアドバイスをもらったという。
 「みなさん、始めたばかりのお店にも親切でした。少ない枚数でも嫌な顔をせずに売ってくれるのがいい」との、店主コメントが掲載されている。先入観を持たずに宝物探しの要領で訪ね歩き、結果1回でもお世話になった問屋は、10社に上るという。
 今では、店主の好きなスタイル、テイストに合致する問屋も見つかり、2週間に1回の割合で問屋街に出向くという。品揃えを含めて、いろいろ注文もあるようだが、こういった店主の意見に応えていくことが、問屋街の発展につながっていくのだろう。

現金卸は強い味方
 新たに小売業を始めようかという個人にとって、馬喰町横山町は強い味方だ。
 問屋連盟会館における無料経営相談会においても、こういった個人、多くは女性企業家とでもいうべき若い人からの相談が多い。起業塾等に参加して、創業のイロハは学んだ、さあ、いよいよ創業しようとした時、さて商品はどこから仕入れたらいいの、という商売の基本にハタっと行き詰まる。起業における大きな壁だ。
 必要な商品が少量からでも仕入れられる問屋街は、大きな魅力となる。それだけに、もっと彼ら、彼女達の悩みに即応できる仕組み作りを問屋街としても作るべきであろう。
 偶々、親切な問屋さんに飛び込み、懇切丁寧に種々教えられ感謝!というケースもあるが、惜しむらくはつっけんどんにあしらわれ、途方に暮れた、というケースも稀ではないと聞く。この差は、すべてが問屋側にあるのではなく、尋ねる個人にも問題があろうが、やはり問屋街全体として取り組むべき課題に思われる。

新規開業の若い人をバックアップする存在
 7月10日付、繊研新聞社創業60周年記念シリーズ“磨く”の「トップインタビュー」(全面広告)に(株)エトワール海渡の早川副社長が登場されている。
 その中で、「現金卸というと、過去のビジネスモデルのイメージを持つ方がいらっしゃるかもしれませんが、これから商売を始めようという若い人にとって無理することなく1品から仕入れられるメリットは大きく、業界に新しい風を呼び込む役割を自負しています」と述べられている。
 08年を「顧客視点で考え、戦略を実践する年」と位置付ける早川副社長の目線も、やはり新しい風の存在に注目、新しい小売店・顧客を積極的に受け入れていこうという姿勢を鮮明にされていることが窺われる。
 「エトワール海渡の場合、既存取引先に配慮して新規開拓のための宣伝は控えてきただが、08年度は取引休止の取引先の復活とともに新規開拓に力を入れる」(繊研新聞5/8)と、報じられている。
東京問屋連盟:問屋連盟通信:2008/7/20掲載
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